一人暮らしで地方移住するには?費用・仕事・家探しを実体験から解説

一人暮らしで地方移住する方法と仕事・費用・家探しを表したアイキャッチ画像 移住前の準備
※本記事はプロモーションを含みます。

一人暮らしで地方移住を考えたとき、特に不安になりやすいのが、仕事、貯金、家探しをすべて一人で進められるのかという点です。

家族の仕事や子どもの学校を考えなくてよいため、単身での移住は動きやすい面があります。

一方で、引っ越し費用や家賃、車の維持費などを分担できず、病気やトラブルが起きたときも自分で対応しなければなりません。

一人暮らしの移住は、先に住みたい地域だけを決めるのではなく、
移住後の収入を確保し、初期費用と数か月分の生活費を用意してから家を決めることが重要です。

確認すること主なポイント
仕事現在の仕事を続けるか、移住前に転職先を決める
貯金初期費用とは別に移住後の生活費を残す
住まい家賃だけでなく通勤・買い物・通信環境も確認する
交通手段車が必要な地域か調べる
人間関係困ったときに相談できる場所や人を作る
ローカリアン
ローカリアン

私も単身で大阪から宮崎県宮崎市へ移住しました。
移住直前の貯金は約80万円で、Web系会社のフルリモート勤務を続けたまま引っ越しています。

大阪に住みながらインターネットで宮崎の賃貸住宅を調べ、現地滞在中に複数の物件を見学しました。

仕事を変えなかったため収入面の不安は抑えられましたが、引っ越し、賃貸契約、家具の購入などでまとまった費用が必要になりました。

また、移住先では、それまで利用していた光回線が提供エリア外だと分かり、移住後には近隣店舗の騒音で眠れない時期もありました。

この記事では、私の実体験をもとに、一人暮らしで地方移住するために必要な費用、仕事と家を決める順番、移住後の生活で注意したい点を解説します。

  1. 一人暮らしでも地方移住はできる?
    1. 家族移住より動きやすい一方ですべて自分で決める必要がある
    2. 仕事と収入を確保できれば実現しやすくなる
  2. 私が一人暮らしで大阪から宮崎へ移住した流れ
    1. 大阪で働きながら宮崎への移住を検討した
    2. 宮崎へ滞在して地域と賃貸物件を確認した
    3. 仕事を変えずに宮崎へ引っ越した
    4. 移住後に生活環境と通信回線を整えた
  3. 一人暮らしの地方移住にはいくら必要?
    1. 私が移住前に用意した資金
    2. 引っ越しと賃貸契約で約40万〜50万円かかった
    3. 移住後の生活費も残しておく
    4. 支援金は移住前の資金として当てにしすぎない
  4. 一人暮らしで地方移住する仕事の決め方
    1. 現在の仕事を続けられないか確認する
    2. 移住前に現地企業への転職を進める
    3. 寮・社宅・住み込み求人を利用する
    4. 仕事が決まらないまま移住する場合は生活費を多めに用意する
  5. 一人暮らしの移住先で家を探す方法
    1. 移住前に賃貸サイトで家賃と物件数を確認する
    2. 現地滞在中に複数の物件を内見する
    3. 家賃だけでなく仕事と生活のしやすさで選ぶ
    4. 夜間の騒音や周辺環境も確認する
    5. インターネット回線を契約前に確認する
  6. 一人暮らしの地方移住で必要になる生活費
    1. 家賃が下がっても車の費用が増えることがある
    2. 食費や光熱費が必ず安くなるとは限らない
    3. 一人では固定費を分担できない
  7. 一人暮らしで地方移住するメリット
    1. 自分の希望を優先して地域を選べる
    2. 移住時期や住まいを調整しやすい
    3. 小さな賃貸住宅から地方暮らしを始められる
  8. 一人暮らしで地方移住するデメリットと注意点
    1. 病気やトラブルが起きたときに頼れる人が少ない
    2. 地域とのつながりを自分から作る必要がある
    3. 手続きを一人で進めなければならない
    4. 孤独を避けるための居場所を作る
  9. 一人暮らしで地方移住する7つの手順
    1. 1.移住する目的を整理する
    2. 2.仕事と必要な収入を確認する
    3. 3.移住候補地を2〜3か所比較する
    4. 4.貯金と初期費用を準備する
    5. 5.現地を訪れて仕事と家を確認する
    6. 6.仕事の見通しが立ってから家を契約する
    7. 7.移住後に地域とのつながりを作る
  10. 一人暮らしで地方移住する前のチェックリスト
  11. まとめ|一人暮らしの地方移住は仕事・費用・家の順番が重要

一人暮らしでも地方移住はできる?

一人暮らしでも、仕事と生活費の見通しを立てれば地方移住は可能です。

家族と一緒に移住する場合と比べると、配偶者の仕事や子どもの転校時期を調整する必要がなく、自分の判断で移住先や時期を決めやすいメリットがあります。

一方で、収入が途絶えた場合や病気になった場合も、基本的には自分一人で対応しなければなりません。

移住後に「思っていた生活と違った」と感じても、相談できる家族や知人が近くにいない可能性があります。

単身移住は身軽に動きやすい反面、仕事、住まい、お金、生活上のトラブルを一人で管理する必要があります。

家族移住より動きやすい一方ですべて自分で決める必要がある

一人で移住する場合は、自分の希望に合わせて地域を選びやすくなります。

  • 海や山の近くに住みたい
  • 趣味を楽しめる地域へ移りたい
  • 家賃の安い地域で暮らしたい
  • フルリモートで働きながら生活環境を変えたい
  • 地元や実家の近くへ戻りたい

家族の通勤や通学を考えなくてよいため、小さな賃貸住宅から地方暮らしを始めることもできます。

ただし、判断する人が自分だけだからこそ、勢いで話を進めすぎることがあります。

ローカリアン
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旅行で気に入った地域でも、実際に住むと、買い物、通院、交通、仕事、通信環境などの不便が見つかる場合があります。

一人で決められることと、準備を省略してよいことは同じではありません。

仕事と収入を確保できれば実現しやすくなる

一人暮らしの地方移住で最も重要なのは、移住後の収入をどう確保するかです。

家族と一緒に暮らしていれば、一時的に本人の収入が減っても、配偶者の収入で補える場合があります。

しかし、一人暮らしでは自分の収入が止まると、家賃、食費、通信費、車の維持費などを貯金から支払うことになります。

地方へ移住する方法は、現地企業への転職だけではありません。

  • 現在の会社でリモート勤務を続ける
  • 移住前に地域企業への転職を決める
  • 寮や社宅のある求人を利用する
  • 地域おこし協力隊などの制度を検討する
  • 会社員と副業を組み合わせる

自分の職歴や希望する暮らしに合わせて、収入を確保しやすい方法を比較しましょう。

仕事の選択肢を知りたい方は、「地方移住に向いている仕事12選」も参考にしてください。

私が一人暮らしで大阪から宮崎へ移住した流れ

私は2022年10月に、大阪から宮崎県宮崎市へ一人で移住しました。

移住前から宮崎を何度も訪れていましたが、現地に家族や親族がいたわけではありません。

大阪で仕事を維持しながら、宮崎での生活を少しずつ調べ、最終的に賃貸住宅を契約して引っ越しました。

大阪で働きながら宮崎への移住を検討した

移住前から大阪のWeb系会社で働いていました。

すでにフルリモートで勤務していたため、宮崎へ引っ越したあとも同じ仕事を続けられる可能性がありました。

現地で新しい仕事を探す必要がなかったことは、移住を決断するうえで大きな安心材料になりました。

ただし、在宅勤務ができるからといって、会社へ何も伝えずに住所を変えてよいわけではありません。

勤務場所や居住地の変更について確認したうえで、仕事を継続できる見通しを立てました。

ローカリアン
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私の場合は仕事を地方へ持っていく形だったため、転職と移住を同時に進めずに済みました。
収入を維持できるかどうかで、移住準備の負担は大きく変わります。

現在の仕事を続けながら移住する方法は、「リモートワークで地方移住する方法」で詳しく解説しています。

宮崎へ滞在して地域と賃貸物件を確認した

大阪に住みながら、賃貸情報サイトで宮崎市内の物件を調べました。

気になる物件を見つけたら、不動産会社へ連絡し、宮崎へ行く日程に合わせて内見を予約しました。

現地滞在中に複数の物件を見て、家賃や室内だけでなく、次の点も確認しました。

  • 周辺のスーパーやコンビニ
  • 駅やバス停までの距離
  • 車を持った場合の駐車場
  • 夜間の周辺環境

記憶では、賃貸契約に必要な書類は大阪の住所へ送ってもらい、郵送でやり取りしました。

引っ越し当日、宮崎の不動産会社へ立ち寄って鍵を受け取り、新しい生活を始めています。

遠方から家を探す場合は、現地滞在中に複数の物件を見られるよう、不動産会社へ早めに希望条件と訪問日を伝えておくと進めやすくなります。

仕事を変えずに宮崎へ引っ越した

転職活動や無収入期間がなかったため、移住後すぐに毎月の収入を得られた点は大きかったです。

一方、仕事を続けていても、引っ越しにはまとまった費用が必要でした。

  • 賃貸住宅の初期費用
  • 大阪から宮崎までの引っ越し費用
  • 家具や家電の購入費
  • 移動や宿泊にかかる費用
  • 新しい通信回線の契約費用

私の場合、引っ越しや賃貸契約、家具・生活用品の購入などを合わせて、約40万〜50万円かかりました。

仕事が決まっていても、移住直後に使える現金は残しておく必要があります。

移住後に生活環境と通信回線を整えた

宮崎へ移住してから分かった問題の一つが、インターネット回線です。

大阪で使用していた光回線は、移住先の物件では提供エリア外でした。

フルリモート勤務では、安定したインターネット環境がなければ仕事ができません。

そのため、移住先で利用できる回線を調べ、ケーブルテレビ回線を契約しました。
実際に使えるようになるまで時間が少しかかると業者に言われたので、その間、どうやって仕事をしようかと悩んだのを覚えています。

ローカリアン
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ネット回線の手続きは、もう少し早く確認しておけばよかったと感じた点です。リモート勤務をする方は、物件を申し込む前に回線の提供状況を確認してください。

地方では、同じ市内でも住所や建物によって利用できる回線が異なることがあります。

「地域に光回線があるか」だけでなく、契約予定の物件まで提供されているかを確認することが重要です。

一人暮らしの地方移住にはいくら必要?

一人暮らしの移住費用は、移動距離、荷物の量、賃貸住宅の家賃、車の有無によって変わります。

必要な金額を考えるときは、引っ越しに使う初期費用だけではなく、移住後に残しておく生活費も分けて計算しましょう。

費用主な内容
賃貸初期費用敷金、礼金、仲介手数料、前家賃、保証料
引っ越し費用荷物の運搬、車両、資材
移動・宿泊費物件探し、現地確認、引っ越し時の交通費
家具・家電冷蔵庫、洗濯機、寝具、照明、カーテン
車関連費購入費、駐車場、保険、税金、ガソリン
当面の生活費家賃、食費、光熱費、通信費、医療費

私が移住前に用意した資金

私が宮崎へ移住する直前の貯金は、約80万円でした。

余裕のある金額とはいえず、資金不足を補うために銀行の多目的ローンで50万円を借りました。

貯金と借入を合わせると、手元資金は約130万円です。

結果として移住はできましたが、借入には利息がかかり、移住後も返済が続きます。

ローンを利用すれば移住資金を用意できますが、収入が減った場合も返済は続きます。
私の経験として紹介していますが、借入を前提に移住を進める方法をおすすめするものではありません。

貯金が少ない状態で移住する場合は、先に移住時期を延ばす、荷物を減らす、家賃の低い物件を選ぶなど、借入以外の方法も比較してください。

私の資金状況と移住後の支払いについては、「貯金なしで地方移住はできる?」でも詳しく紹介しています。

引っ越しと賃貸契約で約40万〜50万円かかった

私の場合、賃貸住宅の契約、引っ越し、家具や生活用品の購入などで、約40万〜50万円かかりました。

荷物の量や移動距離によっては、さらに費用が増える可能性があります。

特に遠方への引っ越しは、近距離の引っ越しより運送費が高くなりやすいため、複数の業者で料金を確認した方がよいでしょう。

また、新居に備え付けられていない物を一度に購入すると、数万円単位で支出が増えます。

  • カーテン
  • 照明器具
  • 寝具
  • 冷蔵庫や洗濯機
  • 調理器具
  • 掃除用品

移住前に現在の家具を運ぶ費用と、現地で買い直す費用を比較しておきましょう。

移住後の生活費も残しておく

手元の貯金をすべて引っ越しに使うと、移住後に予想外の出費が発生したときに対応できません。

一人暮らしでは、次のような費用も自分一人で負担します。

  • 病気やけがの医療費
  • 車の修理や故障
  • 家電の買い替え
  • 仕事が決まるまでの生活費
  • 実家へ戻るための交通費

移住後も同じ仕事を続ける場合でも、給与の振込日までに必要な生活費や、新生活で発生する追加費用を残しておきましょう。

必要な貯金額の考え方は、「地方移住に必要な貯金はいくら?」で解説しています。

支援金は移住前の資金として当てにしすぎない

私は宮崎へ移住したあと、対象となる移住支援金を申請し、約90万円を受給しました。

ただし、支援金が口座へ振り込まれたのは、移住してすぐではありません。

2022年10月に移住、2023年1月頃に支援金の申請を行い、実際に受給できたのは申請から約2か月後、移住から数えると4〜5か月後でした。

そのため、賃貸契約や引っ越し費用を支援金で先に支払うことはできませんでした。

移住支援制度は、対象地域、就業条件、申請期限、居住年数などの条件が設けられています。制度の内容は変更されるため、必ず移住先の自治体へ最新情報を確認してください。

支援金を受け取れる予定があっても、審査結果や支給時期は確定していません。

移住時点では支援金がなくても生活できる資金計画を立て、受給できた場合に貯金の回復や必要な支出へ使う方が安全です。

一人暮らしで地方移住する仕事の決め方

一人暮らしで移住する場合は、自分の収入が止まると、家賃や生活費を貯金から支払うことになります。

そのため、住みたい地域を決める前に、移住後の収入をどのように確保するのか整理しておきましょう。

主な方法には、次のようなものがあります。

  • 現在の仕事を続けながら移住する
  • 移住前に現地企業への転職を決める
  • フルリモート求人へ転職する
  • 寮・社宅・住み込み求人を利用する
  • 仕事が決まるまで生活できる貯金を用意する

一人暮らしでは、仕事が決まらない期間の生活費をほかの家族の収入で補えません。
できる限り、収入の見通しを立ててから移住しましょう。

現在の仕事を続けられないか確認する

現在の仕事がリモート勤務に対応している場合は、転職せずに移住できる可能性があります。

仕事、給与、人間関係を維持できれば、移住と転職を同時に行う負担を減らせます。

私も、フルリモート勤務を続けたまま宮崎へ移住しました。

移住後も毎月の収入が変わらなかったため、現地で仕事を探す必要がなく、新しい地域での生活に慣れることへ時間を使えました。

ただし、在宅勤務が認められていても、会社が県外への移住を認めているとは限りません。

移住を決める前に、次の条件を確認しましょう。

  • 居住できる都道府県に制限がないか
  • 定期的な出社が必要か
  • 出社時の交通費や宿泊費を誰が負担するか
  • 勤務場所変更の申請が必要か
  • 将来的に出社方針が変わる可能性があるか
ローカリアン
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同じ仕事を続けられたことは、単身移住を決めるうえで大きな安心材料になりました。
移住と転職を分けて考えられるなら、先に勤務先へ相談する価値があります。

転職せずに移住する際の確認事項は、「リモートワークで地方移住する方法」でも解説しています。

移住前に現地企業への転職を進める

現在の仕事を続けられない場合は、引っ越す前から移住先の求人を調べましょう。

先に移住してから仕事を探すと、収入がない状態で転職活動が長引く可能性があります。

移住前から次の媒体を使い、求人の数や給与水準を確認してください。

  • 一般的な求人・転職サイト
  • 地方転職を扱う転職エージェント
  • ハローワーク
  • 自治体の就職支援サイト
  • 地域企業の公式採用ページ

遠方の企業へ応募する場合は、オンライン面談やWeb面接を利用し、選考が進んだ段階で現地を訪れる方法があります。

転職活動を始める時期は、「地方移住の転職活動はいつから始める?」で詳しく解説しています。

寮・社宅・住み込み求人を利用する

寮や社宅が用意されている会社へ転職すれば、仕事と住まいを同時に決められる場合があります。

一人暮らしであれば、単身者向けの寮も利用しやすく、一般の賃貸住宅より初期費用を抑えられる可能性があります。

ただし、「寮完備」という表示だけで判断せず、次の条件を確認しましょう。

  • 寮費や光熱費はいくらか
  • 個室か相部屋か
  • 家具や家電が用意されているか
  • 勤務先までの交通手段
  • 車を持ち込めるか
  • 退職した場合はいつまでに退去するのか

仕事が合わず退職した場合、短期間で住まいも失う可能性があります。

仕事と住まいがセットになっている求人は便利ですが、退職すると両方を同時に失うリスクがあります。
周辺の一般賃貸や、退去までの猶予期間も確認しておきましょう。

住居付き求人の種類と注意点は、「仕事付きで地方移住する方法」で紹介しています。

仕事が決まらないまま移住する場合は生活費を多めに用意する

仕事が決まっていない状態でも、地方へ移住すること自体はできます。

しかし、求人の少ない地域では、想定より仕事探しが長引くことがあります。

また、採用が決まっても、最初の給与が振り込まれるまでには時間がかかります。

無職の状態で移住する場合は、少なくとも次の費用を計算してください。

  • 数か月分の家賃
  • 食費や光熱費
  • スマートフォンやインターネット料金
  • 求人応募や面接にかかる交通費
  • 車の維持費
  • 病気や故障などの予備費

貯金が減るほど、「早く仕事を決めなければならない」という焦りが強くなり、希望に合わない求人を選ぶ可能性もあります。

収入の見通しが立たない場合は、移住時期を延ばしたり、現在の地域で転職してから移住したりする方法も検討しましょう。

一人暮らしの移住先で家を探す方法

一人暮らしの移住では、家賃の安さだけで物件を選びたくなるかもしれません。

しかし、家賃が安くても、勤務先やスーパーまで遠い、車が必要、インターネット回線が使えないなどの問題があれば、生活費や負担が増えることがあります。

住まいは、室内の広さだけでなく、仕事と生活を無理なく続けられる場所かどうかで判断しましょう。

移住前に賃貸サイトで家賃と物件数を確認する

移住候補地が決まったら、現地へ行く前に賃貸情報サイトで物件を検索します。

確認したいのは、希望条件に合う物件があるかだけではありません。

  • 一人暮らし向け物件の数
  • 家賃と管理費
  • 駐車場の有無と料金
  • 敷金や礼金
  • 保証会社の利用条件
  • 駅や勤務先までの距離
  • インターネット設備

地域によっては、一人暮らし向けの賃貸物件が少なく、希望する時期に空室が見つからない場合があります。

家賃相場だけでなく、実際に募集されている物件数も確認しましょう。

現地滞在中に複数の物件を内見する

遠方から物件を探す場合は、現地へ行く日程に合わせて、複数の内見を予約しておくと効率的です。

私は大阪に住みながら宮崎の物件を調べ、不動産会社へ連絡し、宮崎へ滞在する日に合わせて内見しました。

一つの物件だけを見ると、その地域の家賃や設備が一般的なのか判断しにくくなります。

できれば、家賃や立地の異なる物件を複数見て比較しましょう。

内見では、次の点を確認してください。

  • 室内や収納の広さ
  • 日当たりや湿気
  • 水回りの状態
  • 窓や玄関の防音性
  • 携帯電話の電波
  • 駐車場の使いやすさ
  • ゴミ出しの場所と曜日

オンライン内見を利用できる不動産会社もありますが、可能であれば最終的には自分で周辺環境を確認した方が安心です。

家賃だけでなく仕事と生活のしやすさで選ぶ

家賃が数千円安くても、勤務先や買い物先まで遠ければ、ガソリン代や移動時間が増える可能性があります。

一人暮らしでは、体調を崩したときも自分で買い物や通院をしなければなりません。

物件を選ぶ際は、次の場所までの距離も確認してください。

  • 勤務先や駅
  • スーパーやコンビニ
  • 病院や薬局
  • 銀行や郵便局
  • 市役所や行政窓口
  • ガソリンスタンド

昼間は便利に見えても、夜になると周辺が暗く、人通りがほとんどなくなる地域もあります。

車を利用しない場合は、雨の日や体調不良のときにも生活できる場所か考えましょう。

夜間の騒音や周辺環境も確認する

物件を内見するときは、室内や家賃だけでなく、夜になったときの周辺環境も確認しておきましょう。

私は移住後、青島にあるマンションで一人暮らしを始めました。

海に近く、一人で暮らすには十分な物件でしたが、移住後に隣接する建物へカラオケ設備のあるバーが入り、夜間の騒音に悩まされるようになりました。

ローカリアン
ローカリアン

遅い時間まで歌声や酔客の話し声が聞こえ、眠れない日もあり、管理会社への相談や警察への連絡が必要になったことがあります。

あとから新しい店舗ができる可能性や、あとから入ってくる隣人とのトラブルまでは、完全に予測することはできませんが、

契約前に次の点を確認すれば、住環境のトラブルを減らしやすくなります。

  • 近くに飲食店やバーがあるか
  • 夜間まで利用される駐車場があるか
  • 幹線道路や線路に近すぎないか
  • 窓を閉めても外の音が聞こえるか
  • 平日と週末で周辺の雰囲気が変わらないか
  • 管理会社が過去の騒音相談を把握していないか

可能であれば、昼間の内見だけで契約せず、夜間や週末にも物件の周辺を確認しましょう。

一人暮らしでは、騒音などのトラブル相談や再度の引っ越しも自分だけで進める必要があります。
家賃やロケーションだけでなく、落ち着いて眠り、仕事を続けられる環境か確認することが大切です。

私が宮崎で経験した騒音トラブルについては、「宮崎へのサーフィン移住の実体験」でも紹介しています。

インターネット回線を契約前に確認する

自宅で仕事をする場合は、物件を申し込む前にインターネット回線を確認してください。

物件情報に「インターネット対応」と書かれていても、希望する光回線を利用できるとは限りません。

私の移住先では、大阪で利用していた光回線が提供エリア外だったため、別のケーブルテレビ回線を契約しました。

回線の手配が遅れると、引っ越してから数週間インターネットを利用できない可能性もあります。
ポケットWi-Fiを緊急で用意したりすると余計なお金がかかります。

契約前に、次の内容を回線会社や管理会社へ確認しましょう。

  • 物件で利用できる回線の種類
  • 開通工事が必要か
  • 申し込みから開通までの日数
  • 管理会社や大家の工事許可が必要か
  • 実際に利用できる通信速度
  • 開通まで代替回線を利用できるか

オンライン会議や大容量ファイルの送受信が多い場合は、スマートフォンの電波だけでなく、固定回線の利用可否まで確認しておくと安心です。

一人暮らしの地方移住で必要になる生活費

地方へ移住すると家賃を抑えられるイメージがありますが、毎月の生活費が必ず安くなるとは限りません。

移住前には、現在の生活費と移住候補地で必要になりそうな費用を項目ごとに比較しましょう。

生活費移住前に確認すること
住居費家賃、管理費、駐車場、更新費用
食費スーパーの距離、外食できる店の数
水道光熱費冷暖房の使用期間、プロパンガスか都市ガスか
通信費固定回線、スマートフォン、回線工事費
交通費車の購入費、ガソリン、保険、車検
医療費通院先までの距離、交通手段
帰省費実家へ戻る際の交通費や宿泊費

家賃が下がっても車の費用が増えることがある

地方では都市部より家賃が低い地域もあります。

しかし、車が必要になると、家賃の差額以上に交通費が増える可能性があります。

  • 車両の購入費やローン
  • 月極駐車場
  • ガソリン代
  • 自動車保険
  • 自動車税
  • 車検や点検
  • タイヤや消耗品の交換

私が大阪で一人暮らしをしていたときは車を所有しておらず、電車を中心に移動していました。

宮崎へ移住してからは車を利用するようになり、ガソリン代や駐車場などの費用が必要になりました。

家賃だけを比較すると地方の方が安く見えても、車を含めた生活費全体では大きく下がらない場合があります。

食費や光熱費が必ず安くなるとは限らない

地方では野菜や地元の食材を安く購入できる場合があります。

一方で、近くに利用できるスーパーが少ないと、価格を比較しにくくなることもあります。

また、地域の気候や住宅設備によっては、冷暖房費が増える可能性があります。

  • 夏の冷房を長時間使用する
  • 冬の暖房や灯油代がかかる
  • プロパンガスで料金が高くなる
  • 古い住宅で断熱性が低い

一人暮らしでは自炊をしても食材を使い切れず、結果的に食費が高くなることもあります。

地域の物価だけでなく、自分の生活習慣に合う買い物環境があるか確認しましょう。

一人では固定費を分担できない

一人暮らしでは、家賃、インターネット回線、電気の基本料金などをほかの人と分担できません。

二人で住んでもインターネット回線の料金が倍になるわけではありませんが、一人暮らしではすべてを自分の収入から支払います。

そのため、地方へ移住して家賃が少し下がっても、一人当たりの負担が軽いとは限りません。

私が大阪と宮崎で一人暮らしをしていた頃の支出は、おおよそ次のような違いがありました。

主な支出大阪での一人暮らし宮崎移住直後
家賃約5万円5万5,000円+駐車場3,000円
食費約3万円約2万円
交通費電車代が数千円ガソリン代約1万円
通信費約1万円約1万円
水道光熱費約1万円約1万円

※当時のおおよその支出です。物価や契約条件、生活スタイルによって金額は異なります。

ローカリアン
ローカリアン

私の場合、宮崎へ移住したからといって、すべての生活費が下がったわけではありません。食費は抑えやすくなりましたが、車に関する費用が増えました。

大阪と宮崎での生活費は、「地方移住で生活費は本当に安くなる?」で詳しく比較しています。

一人暮らしで地方移住するメリット

一人暮らしの地方移住には、費用や生活面のリスクがある一方、自分の希望を優先しやすいメリットがあります。

自分の希望を優先して地域を選べる

一人で移住する場合は、配偶者の勤務先や子どもの学校に合わせる必要がありません。

自分がどのような暮らしをしたいのかを基準に、移住先を選びやすくなります。

  • 海の近くで暮らす
  • 自然の多い地域で生活する
  • 実家の近くへ戻る
  • 趣味を続けやすい地域を選ぶ
  • 仕事に集中できる環境へ移る

私も、サーフィンをしやすい環境で暮らしたいという希望が、宮崎を選ぶ大きな理由になりました。

宮崎を選んだ理由や移住後の暮らしは、「私が宮崎へ移住した理由」でも紹介しています。

移住時期や住まいを調整しやすい

家族で移住する場合は、配偶者の退職、子どもの入園や転校、家族向け住宅の確保など、複数の予定を合わせなければなりません。

一人暮らしであれば、自分の仕事と住まいの準備が整った時点で、移住時期を決めやすくなります。

内見の日程や引っ越し日についても、自分の仕事の予定を中心に調整できます。

ただし、動きやすいからといって、仕事や資金の準備が不十分なまま急ぐ必要はありません。

小さな賃貸住宅から地方暮らしを始められる

一人で暮らす場合は、ワンルームや1Kなどの賃貸住宅から始められます。

賃貸で一定期間暮らせば、次の点を確認してから定住するか判断できます。

  • 地域の気候が自分に合うか
  • 仕事を続けられるか
  • 車を使う生活に慣れられるか
  • 周辺に必要な施設があるか
  • 地域で人間関係を築けるか

土地勘のない地域へ移住する場合は、最初から家を購入せず、賃貸住宅で暮らしながら地域との相性を確認する方法があります。

一人暮らしで地方移住するデメリットと注意点

単身移住は自分の判断で進めやすい一方、困ったときに近くで頼れる人がいない可能性があります。

病気やトラブルが起きたときに頼れる人が少ない

一人暮らしでは、体調を崩したときも、買い物、食事、通院などを自分で行わなければなりません。

車が必要な地域で運転できなくなれば、病院へ行く手段に困ることもあります。

また、次のような問題が起きた場合も、自分で相談先を探す必要があります。

  • 近隣住民とのトラブル
  • 騒音や悪臭
  • 車や家電の故障
  • 台風や大雨などの災害
  • 仕事や収入に関する問題

移住前に、近隣の病院、自治体の相談窓口、警察署、避難所などを確認しておきましょう。

地域とのつながりを自分から作る必要がある

移住先に家族や友人がいなければ、最初は仕事以外で話す相手がほとんどいない可能性があります。

特にフルリモート勤務では、自宅で一日を過ごし、地域の人と接する機会が少なくなりやすいです。

無理に多くの人と付き合う必要はありませんが、困ったときに相談できる場所は作っておきましょう。

  • 趣味の集まりへ参加する
  • 地域の店を定期的に利用する
  • 移住者向けの交流会へ参加する
  • 自治体の移住相談窓口を利用する
  • コワーキングスペースを利用する
ローカリアン
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私の場合は、サーフィンを通じて地域で顔見知りが増えました。

共通の趣味があると、移住先でも自然に人との接点を作りやすくなります。

手続きを一人で進めなければならない

地方移住では、引っ越し以外にも多くの手続きが発生します。

  • 転出・転入届
  • 電気、ガス、水道の開始手続き
  • インターネット回線の契約
  • 運転免許証や銀行の住所変更
  • 車庫証明や車の登録変更
  • 荷ほどきや家具の設置

仕事を続けながら一人で準備すると、想像以上に時間がかかることがあります。

手続きを一覧にし、期限や必要書類を確認しながら進めましょう。

孤独を避けるための居場所を作る

移住直後は、地域に知り合いがおらず、孤独を感じることがあります。

休日も一人で過ごし、仕事まで在宅勤務の場合は、数日間ほとんど人と話さないこともあります。

自宅以外に定期的に行ける場所を作っておくと、生活のリズムを整えやすくなります。

  • カフェや飲食店
  • 図書館
  • スポーツ施設
  • 趣味の教室やサークル
  • コワーキングスペース

移住前から地域のイベントや趣味の活動を調べておくと、移住後に行動しやすくなります。

一人暮らしで地方移住する7つの手順

一人暮らしの地方移住は、次の順番で進めると、仕事や資金の見通しが立たないまま引っ越すリスクを減らせます。

1.移住する目的を整理する

最初に、なぜ地方へ移住したいのかを整理します。

自然の近くで暮らしたい、趣味を楽しみたい、実家へ戻りたいなど、目的によって選ぶ地域や仕事は変わります。

旅行ではなく生活する場所として、何を優先するのか決めておきましょう。

2.仕事と必要な収入を確認する

現在の仕事を続けるのか、移住先へ転職するのかを決めます。

家賃、車、食費、通信費などから、毎月必要な手取り額も計算してください。

3.移住候補地を2〜3か所比較する

最初から一つの町だけに決めず、周辺市町村を含めて比較します。

求人、家賃、交通、病院、買い物、気候などを一覧にすると判断しやすくなります。

4.貯金と初期費用を準備する

賃貸契約、引っ越し、家具・家電に必要な金額を見積もります。

初期費用を支払ったあとも、数か月分の生活費と予備費を残せるようにしましょう。

5.現地を訪れて仕事と家を確認する

現地へ行き、物件、通勤経路、買い物環境、夜間の雰囲気を確認します。

転職活動をしている場合は、面接や会社見学と物件の内見を同じ日程にまとめる方法もあります。

6.仕事の見通しが立ってから家を契約する

内定、入社日、現在の仕事を継続できる条件などを確認してから、住まいを最終決定します。

先に家を決めると、通勤できる会社や応募できる地域が限られる可能性があります。

仕事と住まいを決める順番は、「地方移住は仕事と家のどっちが先?」で解説しています。

7.移住後に地域とのつながりを作る

移住後は、趣味、地域の店、仕事場などを通して、少しずつ地域との接点を作ります。

困ったときに相談できる人や場所が一つあるだけでも、一人暮らしの不安を減らしやすくなります。

一人暮らしの地方移住は、仕事と生活費を確認し、現地で住環境を確かめてから家を契約する順番が基本です。

一人暮らしで地方移住する前のチェックリスト

引っ越しを決める前に、次の項目を確認してください。

  • 移住する目的を説明できる
  • 移住後の仕事と収入の見通しが立っている
  • 初期費用とは別に生活費を残している
  • 移住候補地を複数比較した
  • 現地を訪れて周辺環境を確認した
  • 車が必要か確認した
  • 利用できるインターネット回線を確認した
  • 病院や買い物先までの距離を確認した
  • 夜間や週末の騒音を確認した
  • 困ったときの相談先を調べた
  • 支援金がなくても生活できる資金計画を立てた

すべてを完璧に準備することは難しいですが、仕事、費用、住環境の三つを確認しておけば、移住直後に起こる大きな問題を減らしやすくなります。

まとめ|一人暮らしの地方移住は仕事・費用・家の順番が重要

一人暮らしでも、仕事と生活費の見通しを立てれば地方移住は可能です。

家族の予定に合わせる必要がないため、自分の希望する地域や時期を選びやすい一方、金銭面や生活上の問題も一人で対応しなければなりません。

一人暮らしで移住する際は、次の順番を意識しましょう。

  • 移住の目的を整理する
  • 現在の仕事を続けられるか確認する
  • 移住後に必要な収入を計算する
  • 初期費用と数か月分の生活費を用意する
  • 候補地域を複数比較する
  • 現地で物件と周辺環境を確認する
  • 収入の見通しが立ってから家を契約する

私は約80万円の貯金を持ち、大阪のWeb系会社でフルリモート勤務を続けたまま宮崎へ移住しました。

仕事を変えなかったことで収入面の不安は抑えられましたが、引っ越しや賃貸契約にはまとまった費用がかかり、通信回線や騒音など、住んでから分かった問題もありました。

単身移住は自由に進めやすい反面、勢いだけで決めると、仕事や生活の負担をすべて一人で抱えることになります。

先に移住後の収入を確保し、生活費を残し、実際に現地を確認してから住まいを決めることが、一人暮らしの地方移住で後悔を減らすポイントです。

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