二拠点生活を始めるとき、最も気になるのが「毎月いくら必要になるのか」という費用の問題です。
地方では都市部より家賃が安い地域もありますが、現在の住まいを残したまま二つ目の拠点を持つ場合、地方側の家賃だけで予算を判断することはできません。
家賃や住宅ローンに加えて、電気・ガス・水道の基本料金、インターネット回線、拠点間の交通費、車、家具・家電などの費用が発生します。
二拠点生活に必要な費用は、主に次の三つに分けて考えると整理しやすくなります。
| 費用の種類 | 主な内容 |
|---|---|
| 初期費用 | 賃貸契約、家具・家電、荷物の輸送、回線工事 |
| 固定費 | 家賃、光熱費の基本料金、通信費、駐車場 |
| 変動費 | 交通費、ガソリン、レンタカー、食費、日用品 |

私は正式な二拠点生活ではありませんでしたが、2022年に大阪で仕事と住まいを維持しながら、宮崎へ8回通いました。
約1週間の滞在では、航空券と宿泊費だけでも1回約3万4,000円かかっています。
レンタカーを自分で借りた回は、さらに約2万〜2万5,000円が必要でした。現地での食費やガソリン代、大阪の家賃も別に支払っています。
1回ごとの支出は負担できても、年間の訪問回数を掛けると、想像以上の金額になることがあります。
この記事では、二拠点生活で必要になる初期費用と毎月の支出、住まいの種類による違い、私が大阪から宮崎へ通ったときの費用を解説します。
二拠点生活の意味やメリット・デメリットを先に確認したい方は、「二拠点生活とは?地方移住との違い・費用・メリットと始め方」も参考にしてください。
二拠点生活にかかる費用はいくら?
二拠点生活に必要な金額は、拠点間の距離、滞在日数、住まいの種類、車の有無によって大きく変わります。
そのため、「月○万円あれば必ずできる」と一律に示すことはできません。
まずは、現在の生活を維持する費用に、二拠点目で新たに発生する支出を加えて考えます。
| 現在の生活で残る費用 | 二拠点目で増える費用 |
|---|---|
| 現在の家賃・住宅ローン | 二拠点目の家賃・宿泊費 |
| 現在の光熱費・通信費 | 二拠点目の光熱費・通信費 |
| 現在の車や交通費 | 拠点間の交通費・現地の移動費 |
| 現在の生活用品 | 家具・家電・寝具・日用品 |
| 現在の保険や税金 | 駐車場・火災保険・住まいの管理費 |
地方側の家賃が月3万円だったとしても、現在の住居費がなくなるわけではありません。
さらに、毎月の交通費や光熱費を合計すると、実際の負担は家賃の数倍になる可能性があります。
二拠点生活の費用は、「二つ目の家にいくらかかるか」ではなく、「現在の生活費に毎月いくら上乗せされるか」で考えると整理しやすくなります。
地方側の家賃だけでは計算できない
二拠点生活の費用を調べるとき、最初に地方の家賃へ目が向きやすくなります。
都市部と比べて家賃の低い物件が見つかれば、少ない負担で始められるように感じるかもしれません。
しかし、一般の賃貸住宅を契約する場合は、家賃以外にも次の費用が発生します。
- 管理費・共益費
- 月極駐車場代
- 電気・ガス・水道の基本料金
- インターネット回線
- 火災保険や保証会社の更新費用
- 拠点間を移動する交通費
- 不在期間の管理や防犯費用
月に数日しか滞在しない場合は、賃貸住宅を借りるより、ホテルやマンスリーマンションを利用した方が年間総額を抑えられることもあります。
反対に、月の半分以上を地方で過ごす場合は、毎回宿泊施設を予約するより、賃貸住宅を借りた方が使いやすくなる可能性があります。
住まいを選ぶときは月額料金だけでなく、年間の滞在日数と総支出を比較しましょう。
初期費用・固定費・変動費に分けて考える
二拠点生活の支出は、初期費用、固定費、変動費の三つに分けると計算しやすくなります。
| 分類 | 支払う時期 | 主な費用 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 始めるとき | 賃貸契約、家具・家電、回線工事、荷物の輸送 |
| 固定費 | 毎月・毎年 | 家賃、管理費、光熱費の基本料金、通信費、駐車場 |
| 変動費 | 利用するたび | 交通費、ガソリン、レンタカー、食費、日用品 |
特に注意したいのが、毎月自動的に引き落とされる固定費です。
地方の拠点へ行かなかった月でも、賃貸住宅を契約していれば、家賃や通信費、電気の基本料金などは発生します。
一方、ホテルやレンタカーであれば、利用しない月の費用は抑えられますが、滞在回数が増えるほど変動費が大きくなります。
自分の滞在頻度がまだ分からない段階では、固定費の少ない方法から始める方が撤退しやすくなります。
滞在日数と移動距離で総額が変わる
同じ二拠点生活でも、月に2日だけ滞在する場合と、月の半分を地方で過ごす場合では、適した住まいや費用が異なります。
また、現在の家から車で1時間の地域へ通う場合と、飛行機で移動する場合でも、年間支出には大きな差が出ます。
- 滞在日数が少ない:ホテルやゲストハウスを利用しやすい
- 数週間滞在する:マンスリーマンションを比較する
- 毎月長期間滞在する:一般賃貸も候補になる
- 近距離を車で移動する:ガソリン代や高速道路料金を計算する
- 遠距離を飛行機で移動する:航空券、空港までの交通費、現地の車を計算する
往復交通費が1回2万円で、月に2回往復すれば、交通費だけで月4万円です。
一回当たりの費用が負担できる金額でも、年間では大きな支出になります。
二拠点生活の予算を立てる際は、「1回いくら」ではなく、「年間何回移動し、合計いくら支払うか」まで計算しましょう。
二拠点生活で毎月かかる費用
二拠点生活を始めた後は、住まいを利用していない期間にも発生する固定費と、滞在や移動のたびに増える変動費を支払います。
主な支出を一つずつ確認しましょう。
二か所分の家賃・住宅ローン
現在の住まいを残したまま地方で賃貸住宅を借りる場合は、二か所分の住居費が必要です。
都市部で賃貸住宅に住んでいるなら、現在の家賃に地方側の家賃が加わります。
持ち家の場合も、住宅ローン、管理費、修繕積立金、固定資産税などの支払いが続きます。
地方の賃貸住宅では、家賃以外に管理費や駐車場代が設定されている場合もあります。
- 現在の家賃・住宅ローン
- 二拠点目の家賃
- 管理費・共益費
- 駐車場代
- 更新料や保証会社の更新費用
- 火災保険
二拠点目をあまり利用しなかった月でも支払いは続くため、滞在日数が少ない人ほど一日当たりの住居費が高くなります。
電気・ガス・水道の基本料金
地方の住まいを使用していない期間でも、電気、ガス、水道の基本料金が発生する場合があります。
使用量が少なければ請求額を抑えられる可能性はありますが、完全にゼロになるとは限りません。
また、冬に水道管の凍結を防ぐため暖房を使用したり、夏に湿気対策として除湿機を動かしたりする地域もあります。
- 電気の基本料金と使用料
- 都市ガス・プロパンガスの料金
- 水道料金
- 冷暖房や除湿にかかる電気代
- 不在時の凍結・湿気対策
賃貸物件を選ぶ際は、家賃だけでなく、ガスの種類や住宅の断熱性も確認しましょう。
インターネットとスマートフォンの通信費
地方の拠点でリモート勤務をするなら、安定したインターネット環境が必要です。
現在の自宅と二拠点目の両方で固定回線を契約すると、通信費も二重にかかります。
短期滞在が中心の場合は、次の方法も比較できます。
- インターネット無料の賃貸住宅を選ぶ
- Wi-Fi付きの宿泊施設を利用する
- モバイルWi-Fiを利用する
- スマートフォンのテザリングを使う
- コワーキングスペースを利用する
ただし、オンライン会議や大容量ファイルの送受信が多い場合は、通信速度やデータ容量が不足する可能性があります。
契約前に、建物で利用できる回線と、開通工事に必要な費用も確認してください。
都市と地方を往復する交通費
二拠点生活の支出で差が出やすいのが、拠点間を往復する交通費です。
交通費は、次のような条件で変わります。
- 拠点間の距離
- 車・電車・新幹線・飛行機のどれを使うか
- 毎月何回往復するか
- 平日と週末のどちらに移動するか
- 年末年始や連休などの繁忙期に移動するか
- 駅や空港まで別の交通費が必要か
飛行機や新幹線の運賃だけでなく、自宅から駅・空港までの電車代、駐車場代、地方到着後のレンタカー代も合計しましょう。
遠距離の二拠点生活では、地方側の家賃よりも、年間の交通費の方が高くなることがあります。
車・レンタカー・駐車場にかかる費用
地方の拠点では、スーパー、病院、職場までの移動に車が必要になる場合があります。
二拠点目のために車を所有すると、使用していない期間にも維持費が発生します。
- 車両の購入費やローン
- 自動車保険
- 自動車税
- 車検・点検・修理
- 駐車場代
- ガソリン代
- 高速道路料金
滞在日数が少ない場合は、車を購入するよりも、必要な日だけレンタカーやカーシェアを利用した方が負担を抑えられる可能性があります。
一方、毎月長期間滞在し、公共交通機関が少ない地域で暮らすなら、自家用車の方が便利になることもあります。
食費と日用品費
二拠点生活では、地方で滞在する日数に応じて食費や日用品費も増えます。
都市部で購入した食品を使い切れないまま地方へ移動したり、二つの住まいで同じ調味料や洗剤を購入したりすると、無駄が生じやすくなります。
- 現地での食材購入
- 外食費
- 飲料水や調味料
- 洗剤やトイレットペーパー
- 衣類や洗面用品
- 拠点間で荷物を送る送料
滞在期間が短い場合は、自炊のために食材を大量に買うより、使い切れる量だけ購入する方が結果的に安くなることがあります。
住まいの管理・防犯にかかる費用
二拠点目を長期間留守にする場合は、掃除、換気、防犯、郵便物の管理も必要です。
特に戸建て住宅や空き家を利用する場合は、室内だけでなく、庭や敷地の管理費用も考えなければなりません。
- 清掃や換気の代行
- 草刈りや庭木の手入れ
- 郵便物の転送や確認
- 防犯カメラやセンサーライト
- ホームセキュリティー
- 台風や積雪前後の点検
- 水漏れや設備故障への対応
管理会社のある賃貸住宅であれば建物共用部の管理は任せられますが、室内や郵便物の確認は自分で行う必要があります。
家賃の安さを理由に管理の必要な空き家を選ぶと、草刈り、修繕、防犯などで想定外の支出が発生する可能性があります。
二拠点生活を始めるときの初期費用
二拠点生活では、毎月の生活費だけでなく、住まいを確保して生活環境を整えるための初期費用も必要です。
一般の賃貸住宅を借りるのか、短期滞在施設を利用するのかによって、開始時の負担は変わります。
賃貸住宅の契約費用
地方側で一般の賃貸住宅を借りる場合は、入居前にまとまった契約費用が必要です。
- 敷金
- 礼金
- 仲介手数料
- 前家賃
- 保証会社の利用料
- 火災保険料
- 鍵交換費用
- 清掃・消毒費用
家賃が低い物件でも、初期費用として家賃の数か月分に相当する金額が必要になる場合があります。
短期間で解約した場合の違約金や、更新時に必要な費用も契約前に確認しましょう。
家具・家電・寝具の購入費
二拠点目で日常生活を送るには、最低限の家具や家電が必要です。
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 電子レンジ
- エアコンや暖房器具
- ベッド・布団
- カーテン
- 机・椅子
- 調理器具・食器
現在の家から毎回持ち運ぶことが難しいため、生活用品を二重にそろえることになります。
費用を抑えたい場合は、家具・家電付き物件、中古品、レンタルサービスを比較しましょう。
最初からすべてをそろえず、実際に滞在して必要だと感じたものから追加する方法もあります。
引っ越し・荷物の輸送費
二拠点目へ家具や生活用品を運ぶ場合は、引っ越し業者や宅配便の費用が発生します。
運ぶ荷物が少なければ宅配便で対応できますが、大型家具や家電がある場合は、引っ越し業者の利用が必要になることもあります。
- 引っ越し業者の料金
- 宅配便・大型荷物の送料
- 自家用車で運ぶ場合のガソリン代
- 高速道路料金
- 荷物の一時保管費用
遠距離の二拠点生活では、運搬費が高くなるため、地方で中古品を購入した方が安い場合もあります。
インターネット回線の工事費
賃貸住宅へ固定回線を導入する場合は、契約事務手数料や開通工事費が必要になることがあります。
建物に設備が導入済みでも、部屋までの配線工事や機器の設置が必要になる場合があります。
- 契約事務手数料
- 開通工事費
- Wi-Fiルーターの購入・レンタル費
- 工事までの代替回線
- 短期解約時の残債や違約金
二拠点生活を短期間でやめる可能性がある場合は、工事費の分割残額や契約期間も確認しましょう。
車を購入する場合の費用
地方での生活に車が必要でも、二拠点目のためにすぐ購入する必要があるとは限りません。
車を購入する場合は、車両本体以外にも初期費用がかかります。
- 車両本体価格
- 登録・名義変更費用
- 自動車保険
- 車庫証明
- 駐車場の契約費用
- タイヤやドライブレコーダーなどの用品
最初はレンタカーやカーシェアを利用し、実際の滞在日数や移動距離を確認してから購入を判断する方法があります。
二拠点生活を始める段階では、契約期間の長いサービスや高額な購入を増やしすぎず、生活を続けられると分かってから設備を整える方がリスクを抑えられます。
住まいの種類によって費用はどう変わる?
二拠点目の住まいには、ホテル、マンスリーマンション、一般賃貸、購入した住宅など、複数の選択肢があります。
毎月の滞在日数が少ない段階では、家賃の低さだけで一般賃貸を選ぶと、利用しない期間にも固定費を支払うことになります。
反対に、毎月長期間滞在する場合は、宿泊施設を利用し続けるより、賃貸住宅を借りた方が生活しやすくなることもあります。
| 住まい | 初期費用 | 利用しない月の費用 | 向いている滞在方法 |
|---|---|---|---|
| ホテル・ゲストハウス | 少ない | 原則かからない | 月に数日程度 |
| マンスリーマンション | 一般賃貸より抑えやすい | 契約期間中は発生する | 数週間〜数か月 |
| 一般賃貸 | まとまった契約費用が必要 | 毎月発生する | 毎月長期間滞在する |
| お試し住宅 | 制度によって異なる | 利用期間による | 地域との相性を確認する |
| 空き家・中古住宅 | 購入・修繕費が必要 | 税金や管理費が発生する | 長期利用や将来の定住 |
ホテル・ゲストハウスを利用する場合
月に数日だけ地方で過ごす場合は、ホテルやゲストハウスを利用する方法があります。
賃貸契約や家具・家電の購入が不要で、滞在しない期間の家賃や光熱費も発生しません。
掃除やシーツ交換なども施設側が行うため、住まいを管理する負担を抑えられます。
一方で、週末、連休、観光シーズンには宿泊料金が上がる可能性があります。
- 長期滞在割引があるか
- 調理設備を利用できるか
- 洗濯機があるか
- 仕事用の机と椅子があるか
- Wi-Fiを仕事に利用できるか
- 繁忙期にも予約できるか
毎月の滞在日数が増えると宿泊費が高くなりやすいため、年間の利用日数から賃貸住宅と比較しましょう。
マンスリーマンションを利用する場合
数週間から数か月間、同じ地域で暮らしたい場合は、家具・家電付きのマンスリーマンションが利用しやすい方法です。
冷蔵庫、洗濯機、ベッドなどが用意されていれば、初期費用と荷物の輸送費を抑えられます。
一般賃貸より短期間で契約しやすい一方、利用料金には次の費用が含まれている場合があります。
- 賃料
- 水道光熱費
- 清掃費
- 契約事務手数料
- 寝具や備品の利用料
表示されている賃料だけでなく、入居から退去までの総額を確認してください。
二拠点生活を続けられるかまだ分からない段階では、一般賃貸より撤退しやすい選択肢です。
一般の賃貸住宅を借りる場合
毎月まとまった日数を地方で過ごす場合は、一般の賃貸住宅を借りる方法があります。
荷物を置いたままにでき、自分の生活に合わせて部屋を整えられるため、二拠点目を日常的に利用しやすくなります。
ただし、滞在しない期間にも、家賃、管理費、通信費、光熱費の基本料金が発生します。
契約前には次の点も確認しましょう。
- 短期解約時の違約金
- 更新料
- 家具・家電の購入費
- インターネット回線の契約期間
- 長期間留守にすることが契約上問題ないか
- 郵便物や宅配便の受け取り方法
家賃が安くても、月に数回しか利用しなければ、一日当たりの住居費は高くなります。
一般賃貸は毎月長期間滞在する人に向いています。滞在頻度が定まっていない段階では、短期滞在を重ねてから契約を判断しましょう。
空き家や中古住宅を購入する場合
二拠点生活を長期間続ける予定がある場合は、地方で空き家や中古住宅を購入する方法もあります。
家賃を支払い続けずに済むように感じますが、住宅を所有すると、購入後にも費用が発生します。
- 固定資産税
- 火災・地震保険
- 屋根や外壁、水回りの修繕
- 庭や敷地の草刈り
- 害虫・害獣対策
- 防犯設備
- 使用しない期間の換気や点検
物件価格が安くても、雨漏りや設備の故障があれば、購入後にまとまった修繕費が必要になります。
将来使わなくなった場合に、売却や賃貸がしやすい物件かも確認しておきましょう。
安い空き家を購入しても、修繕や敷地管理に費用がかかれば、賃貸住宅より負担が大きくなる可能性があります。
自治体のお試し住宅を利用する場合
自治体によっては、移住や地域との交流を検討する人向けに、お試し住宅を用意している場合があります。
一般の宿泊施設より低い料金で利用できることがありますが、利用目的や期間、対象者に条件が設けられている場合があります。
- 二拠点生活目的でも利用できるか
- 移住相談への参加が必要か
- 利用できる日数
- 水道光熱費が料金に含まれるか
- 家具・家電や寝具があるか
- インターネット環境があるか
- 車が必要な場所か
制度内容や空室状況は変わるため、利用を検討する地域の自治体へ確認してください。
二拠点生活の費用を計算する方法
二拠点生活の予算は、毎月の支出だけでなく、年間で発生する費用まで含めて計算します。
基本的には、次の支出を合計してください。
| 計算項目 | 内容 |
|---|---|
| 現在の住居費 | 家賃、住宅ローン、管理費 |
| 二拠点目の住居費 | 家賃、宿泊費、駐車場 |
| 二拠点目の固定費 | 光熱費、通信費、保険 |
| 年間の移動費 | 1往復の交通費×年間往復回数 |
| 現地の移動費 | レンタカー、ガソリン、公共交通機関 |
| 生活費 | 食費、日用品、荷物の送料 |
| 初期費用 | 契約、家具・家電、引っ越し、回線工事 |
| 予備費 | 修繕、交通費上昇、車や設備の故障 |
初期費用は、二拠点生活を続ける予定の年数で割ると、一年間当たりの負担を比較しやすくなります。
以下の金額は、計算方法を示すための例です。実際の家賃や交通費は、地域と利用時期によって異なります。
月に数日だけ滞在する場合
月に2〜4日程度の滞在であれば、ホテルやゲストハウスを利用し、固定費を持たない方法があります。
たとえば、1泊7,000円の宿泊施設へ月3泊し、往復交通費が1万5,000円の場合、毎月の費用は次のようになります。
| 宿泊費 | 7,000円×3泊=2万1,000円 |
| 往復交通費 | 1万5,000円 |
| 合計 | 月3万6,000円+現地での食費・移動費 |
年間では約43万2,000円に、食費や現地交通費が加わります。
固定家賃はありませんが、宿泊料金が高い時期は支出が増える点に注意が必要です。
毎月1週間滞在する場合
毎月1週間程度滞在する場合は、ホテル、長期滞在プラン、マンスリーマンションを比較します。
1泊5,000円で7泊し、往復交通費が1万5,000円の場合は、次の計算になります。
| 宿泊費 | 5,000円×7泊=3万5,000円 |
| 往復交通費 | 1万5,000円 |
| 合計 | 月5万円+現地での食費・移動費 |
年間では60万円になるため、同じ地域へ継続的に通うなら、家具付きの短期賃貸と比較する価値があります。
月の半分を地方で過ごす場合
月の半分を地方で過ごす場合は、宿泊施設を利用し続けるより、マンスリーマンションや一般賃貸の方が費用を抑えられる可能性があります。
ただし、家賃だけでなく、光熱費、通信費、家具、契約費用を含めて比較してください。
たとえば、地方側の住居に毎月次の費用がかかるとします。
| 家賃・管理費 | 4万5,000円 |
| 水道光熱費 | 8,000円 |
| 通信費 | 5,000円 |
| 往復交通費 | 1万5,000円 |
| 合計 | 月7万3,000円+食費・現地交通費 |
年間では87万6,000円となり、これとは別に現在の住居費も必要です。
地方に賃貸住宅を借りる場合
一般賃貸を借りる場合は、毎月の維持費に加え、開始時の初期費用も年間予算へ含めます。
たとえば、賃貸契約、家具・家電、荷物の輸送に合計30万円かかり、2年間利用する予定なら、初期費用の負担は年間15万円相当です。
毎月の維持費が6万円であれば、初年度の年間費用は次のようになります。
| 毎月の維持費 | 6万円×12か月=72万円 |
| 初期費用 | 30万円 |
| 初年度合計 | 102万円+交通費・生活費 |
利用する日数が少ないと、ホテルより高くなることもあります。
住まいを比較するときは、月額料金だけでなく、初期費用を含めた初年度の総額と、実際に滞在する日数を確認しましょう。
私が大阪から宮崎へ通ったときにかかった費用
私は宮崎に二つ目の住宅を借りていたわけではないため、正式な二拠点生活ではありませんでした。
ただし、2022年に大阪の仕事と住まいを維持しながら、宮崎へ繰り返し滞在しました。
住まいを契約せず、飛行機、宿泊施設、レンタカーを使って地方へ通う場合の費用例として紹介します。
2022年1月から9月まで8回宮崎を訪れた
私が初めて宮崎でサーフィンをしたのは、2022年1月です。
友人に誘われたことがきっかけとなり、その後も完全移住するまで、ほぼ毎月のように宮崎へ通いました。
| 時期 | 滞在期間・内容 |
|---|---|
| 1月 | 初めて宮崎でサーフィン |
| 2月19日〜26日 | 約1週間滞在 |
| 3月13日〜20日 | 約1週間滞在 |
| 4月9日〜14日 | 6日間滞在 |
| 5月21日〜28日 | 約1週間滞在 |
| 6月18日〜25日 | 梅雨時期に滞在 |
| 7月17日〜25日 | 9日間滞在 |
| 9月10日〜16日 | 完全移住前の最後の滞在 |
8月は宮崎へ行きませんでしたが、それ以外は季節を変えながら繰り返し滞在しています。
6月は梅雨で思うようにサーフィンができませんでしたが、釣りや散髪など、旅行以外の時間も過ごしました。

サーフィンだけでなく、買い物や飲食、釣り、散髪をしながら過ごしたことで、宮崎で生活する感覚を少しずつ確認できました。
1週間の滞在で最低でも約3万4,000円かかった
2022年当時、宮崎への往復航空券と約1週間の宿泊費は、おおよそ次の金額でした。
| 費用 | 1回当たりの目安 |
|---|---|
| 往復航空券 | 約1万3,270円 |
| 約1週間の宿泊費 | 約2万1,000円 |
| 合計 | 約3万4,270円 |
※2022年当時のおおよその金額です。当時は新型コロナウイルスの影響もあり、航空券を片道5,000〜6,000円ほどで購入できる時期がありました。現在の運賃や宿泊料金とは異なります。
この金額には、現地での食費、ガソリン代、レンタカー代、大阪の自宅から空港までの交通費は含まれていません。
7回分の航空券と宿泊費だけで約24万円になった
滞在日程を記録している2月から9月までの7回について、1回約3万4,270円として計算すると、航空券と宿泊費だけで約23万9,890円です。
ほぼ24万円ですが、これは最低限の移動と宿泊だけを合計した金額です。
1回当たりの費用は支払える金額でも、回数を重ねることで、完全移住に使う予定だった貯金が少しずつ減っていきました。
地方へ繰り返し通う場合は、1回の予算だけでなく、年間の訪問回数を掛けた総額を確認する必要があります。
レンタカー・飲食・大阪の家賃は別に必要だった
宮崎で自分がレンタカーを借りた場合は、約2万〜2万5,000円が必要でした。
ただし、友人が借りた車を利用し、自分でレンタカー代を支払っていない回もあります。
そのため、8回分のレンタカー総額は正確に算出できません。
このほかにも、次の費用が発生していました。
- 宮崎での飲食費
- ガソリン代
- サーフボードなどの荷物に関する費用
- 大阪の自宅から空港までの交通費
- 大阪で借りていた部屋の家賃
- 大阪の光熱費や通信費
地方へ滞在している間も、大阪の家賃や固定費は変わらず支払っていました。
二拠点生活の費用を考えるときは、地方滞在中も元の拠点で残る支出を忘れないことが重要です。
地域との相性を確認できた一方で貯金は減った
繰り返し宮崎へ通ったことで、気候、地域の雰囲気、買い物環境、人との距離感を確認できました。
サーフィンを通して現地で顔見知りが増えたことも、完全移住を決めるうえで安心材料になっています。
一方で、移動や滞在を重ねるたびに、移住前の貯金は減りました。
完全移住時には、賃貸契約、引っ越し、家具・家電にもまとまった費用が必要です。

現地へ通ったこと自体は移住を判断するうえで役立ちました。ただし、移住を予定している場合は、二拠点の滞在費とは別に、引っ越しや賃貸契約のお金を残しておく必要があります。
宮崎へ通った経緯や地域で感じたことは、「二拠点生活とは?地方移住との違い・費用・メリットと始め方」でも紹介しています。
二拠点間の距離によって費用は変わる
二拠点生活の費用は、住まいの家賃だけでなく、拠点間の距離に大きく左右されます。
近距離なら移動費を抑えやすい一方、遠距離では飛行機や新幹線の運賃に加えて、駅や空港までの移動も必要です。
車で移動できる近距離の二拠点生活
自宅から車で1〜2時間程度の場所であれば、週末や休日に移動しやすくなります。
主に必要になるのは、ガソリン代、高速道路料金、車の維持費です。
- 片道の走行距離
- 車の燃費
- ガソリン価格
- 高速道路を利用するか
- 移動先の駐車場代
- 年間の往復回数
飛行機や新幹線より自由に移動しやすい反面、渋滞や長時間運転による疲労も考慮する必要があります。
新幹線や高速バスを使う中距離の二拠点生活
新幹線や高速バスで移動できる地域では、自分で運転せずに拠点間を移動できます。
車内で休んだり、仕事を進めたりできる点はメリットです。
ただし、乗車料金だけでなく、次の費用も確認してください。
- 自宅から駅までの交通費
- 駅周辺の駐車場代
- 到着駅から住まいまでの交通費
- 荷物の送料
- 繁忙期や直前予約による運賃の上昇
高速バスは料金を抑えやすい一方、移動時間が長く、到着後の仕事や生活に影響する場合があります。
飛行機を使う長距離の二拠点生活
飛行機を使う長距離の二拠点生活では、航空券の購入時期によって交通費が大きく変わります。
早めに予約すれば運賃を抑えられることがありますが、仕事や天候で予定が変わると、変更やキャンセルの費用が発生する可能性があります。
- 往復航空券
- 空港までの電車・バス・駐車場
- 預け荷物や大型荷物の料金
- 現地空港から住まいまでの移動費
- レンタカー代
- 欠航や遅延時の宿泊費
飛行時間が短くても、空港までの移動や搭乗手続きを含めると、半日近くかかることもあります。
長距離の二拠点生活では、交通費だけでなく、移動に使う時間と、予定変更時の追加費用も含めて考えましょう。
二拠点生活の費用を抑える方法
二拠点生活の費用を抑えるには、単に家賃の安い物件を探すだけでは不十分です。
住居費、移動費、家具・家電、車などを含めた年間総額を確認し、利用頻度に合わない固定費を増やさないことが重要です。
最初は短期滞在から始める
二拠点生活を始める段階では、すぐに一般の賃貸住宅を契約せず、ホテル、ゲストハウス、マンスリーマンションなどで短期滞在を試してみましょう。
短期滞在であれば、利用しない期間の家賃や光熱費を支払う必要がありません。
実際に数回滞在すれば、次の点も判断しやすくなります。
- 毎月どれくらい滞在できるか
- 移動が負担にならないか
- 仕事を問題なく続けられるか
- 車が本当に必要か
- どの地域に住むと便利か
- 年間でいくらまで使えるか
滞在頻度が定まってから賃貸住宅を検討すれば、ほとんど利用しない部屋へ家賃を払い続ける失敗を防ぎやすくなります。
二拠点生活を試す段階では、固定費を持たず、利用した分だけ支払う住まいから始めるとリスクを抑えられます。
短い往復を減らして滞在期間をまとめる
拠点間の交通費が高い場合は、短期間の往復を何度も繰り返すより、一度の滞在日数を長くした方が支出を抑えやすくなります。
たとえば、往復交通費が2万円の場合、月に2回移動すれば4万円、月に1回なら2万円です。
同じ月に合計8日間滞在する場合でも、2日ずつ4回訪れるより、8日間まとめて滞在した方が交通費は少なくなります。
ただし、長期滞在すると、都市部の仕事、家族、郵便物、住まいの管理へ影響が出ることがあります。
勤務日、出社日、休日を確認し、無理なく滞在できる日数を決めましょう。
家具・家電付きの住まいを選ぶ
家具・家電付きの物件を選べば、二拠点生活を始める際の購入費と荷物の輸送費を抑えられます。
特に短期間の利用では、冷蔵庫、洗濯機、ベッド、電子レンジを一から購入すると、住居費より初期費用の方が大きくなることがあります。
次の設備が料金に含まれているか確認しましょう。
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 電子レンジ
- ベッドや寝具
- 机と椅子
- 調理器具や食器
- インターネット回線
ただし、家具付き物件は賃料が高めに設定されている場合もあります。
購入した場合の費用と、家具付き物件の賃料差を、利用予定期間で比較してください。
家賃ではなく年間総額で比較する
二拠点目の住まいを比較するときは、月額家賃だけで判断しないようにしましょう。
一般賃貸には、敷金、礼金、仲介手数料、保証料、火災保険、更新料などがかかります。
ホテルやマンスリーマンションも、清掃費や事務手数料が別に設定されている場合があります。
次の式で、おおよその年間費用を比較できます。
年間費用=初期費用+毎月の固定費×12か月+1回の移動費×年間往復回数+現地での生活費
さらに、年間の滞在日数で割ると、一日当たりの費用も確認できます。
家賃が安くても、年間30日しか使わなければ、一日当たりでは宿泊施設より高くなる可能性があります。
生活用品を二重に買いすぎない
二つの住まいに同じ生活用品をそろえると、少額の買い物でも合計金額が大きくなります。
- 調味料
- 洗剤
- シャンプーや洗面用品
- 衣類
- 充電器や仕事道具
- 趣味で使う用品
滞在日数が少ないうちは、必要最低限のものだけ置き、使用頻度を確認してから追加しましょう。
消費期限のある食品や調味料は、長期間留守にすると使い切れないことがあります。
小分けの商品を選ぶ、使い切ってから移動する、持ち運べるものは共用するなどの工夫が必要です。
車の購入とレンタカーを比較する
地方で車が必要でも、滞在日数が少ない段階では、購入するよりレンタカーやカーシェアを利用した方が安い場合があります。
車を所有すると、使用していない期間も次の費用が発生します。
- 自動車保険
- 自動車税
- 車検・点検
- 駐車場代
- タイヤやバッテリーなどの交換
一方、毎回レンタカーを借りる場合は、利用日数が増えるほど料金が高くなります。
年間の利用予定日数を基に、レンタカー代と車の年間維持費を比較しましょう。
車を購入するか迷う場合は、最初の数か月をレンタカーで過ごし、実際の利用日数を記録してから判断すると無駄を減らせます。
繁忙期を避けて移動する
飛行機、新幹線、ホテルの料金は、移動する時期や予約するタイミングによって変わります。
年末年始、連休、夏休み、観光シーズンは、通常期より費用が高くなる可能性があります。
仕事や家庭の予定を調整できるなら、次の方法を検討しましょう。
- 連休を避ける
- 平日に移動する
- 早めに交通機関を予約する
- 料金の安い時間帯を選ぶ
- 移動回数を減らして滞在日数を延ばす
ただし、変更やキャンセルが難しい予約は、予定が変わった際に損失が出ることがあります。
価格だけでなく、変更条件や払い戻しの有無も確認してください。
二拠点生活を無理なく続けられる予算の考え方
二拠点生活は、一度始めるだけでなく、毎月継続して支払えることが重要です。
家賃や交通費を支払うために貯金を取り崩し続ける状態では、長く続けることが難しくなります。
現在の生活を守りながら、無理なく使える金額を先に決めましょう。
現在の生活費を支払った後の余裕を確認する
まずは、毎月の手取り収入から現在の生活費と貯金額を差し引き、二拠点生活へ使える金額を確認します。
- 現在の家賃や住宅ローン
- 食費
- 水道光熱費
- 通信費
- 保険や税金
- 車や交通費
- 毎月の貯金
これらを支払った後に残る金額の範囲で、二拠点目の予算を設定します。
二拠点生活を始めるために、現在の生活費や必要な貯金を削りすぎないようにしましょう。
年間予算を先に決める
交通費や宿泊費は月によって変わるため、毎月の予算だけでなく、年間で使える上限を決める方法があります。
たとえば、年間予算を60万円とした場合、月平均では5万円です。
繁忙期に多く使った月があれば、ほかの月の滞在回数を減らして調整できます。
予算を決める際は、次の費用を含めてください。
- 住居・宿泊費
- 交通費
- 現地の移動費
- 水道光熱費や通信費
- 家具・家電や生活用品
- 管理・修繕費
- 予定外の支出
年間予算を先に決めておくと、滞在回数が増えすぎたり、移動費だけで予算を使い切ったりするのを防ぎやすくなります。
貯金と緊急予備費を残しておく
二拠点生活では、交通機関の欠航、車の故障、住宅設備の修理など、予定外の費用が発生する可能性があります。
毎月の予算をすべて使い切るのではなく、緊急時に対応できる予備費を残しておきましょう。
- 急な宿泊延長
- 航空券や電車の変更
- 車や家電の故障
- 水漏れや雨漏りの修理
- 病気やけがによる通院
- 退去や引っ越しに必要な費用
二拠点生活を途中でやめる場合も、賃貸住宅の解約費用や家具の処分費がかかることがあります。
始める費用だけでなく、やめる費用まで考えておくと安心です。
完全移住の予定がある場合は移住資金を分ける
将来的な完全移住を考えている場合は、二拠点生活の費用と、完全移住に使う資金を分けて管理しましょう。
完全移住するときには、次のような費用が必要です。
- 賃貸住宅の契約費用
- 引っ越し費用
- 家具・家電の購入費
- 車の購入や登録費用
- 転職後の収入が安定するまでの生活費
- 現在の住まいを退去・売却する費用
二拠点生活が楽しく、滞在回数を増やしていくと、移住用の貯金まで使ってしまう可能性があります。

私は宮崎へ通う回数が増えるほど、現地との相性を確認できました。一方で、航空券や宿泊費によって、完全移住に使う貯金も減っています。移住を予定している方は、使ってよい滞在費の上限を決めておくことが大切です。
移住に必要な貯金については、「地方移住に必要な貯金はいくら?」でも詳しく解説しています。
二拠点生活の費用を計算するチェックリスト
二拠点生活を始める前に、次の項目を一つずつ計算してください。
- 現在の家賃・住宅ローンはいくらか
- 二拠点目の家賃・宿泊費はいくらか
- 賃貸契約の初期費用はいくらか
- 家具・家電・寝具をそろえる費用はいくらか
- 電気・ガス・水道の基本料金はいくらか
- インターネット回線や通信費はいくらか
- 1回の往復交通費はいくらか
- 年間で何回往復する予定か
- 現地で車やレンタカーが必要か
- 食費・日用品・荷物の送料はいくらか
- 住まいの掃除・防犯・庭管理が必要か
- 年間の予算上限を決めているか
- 緊急予備費を残しているか
- 途中でやめる際の解約費用を確認したか
- 完全移住の資金を別に確保しているか
二拠点目の家賃が支払えるかだけでなく、年間交通費、固定費、初期費用、撤退費用まで含めて判断しましょう。
まとめ|二拠点生活は家賃・移動費・維持費の合計で判断する
二拠点生活に必要な費用は、地域や暮らし方によって大きく異なります。
地方側の家賃が安くても、現在の住まいを維持したまま、交通費、光熱費、通信費、車、家具・家電などを支払うため、毎月の支出が大きく増える可能性があります。
費用を計算するときは、次の三つに分けると整理しやすくなります。
- 初期費用:賃貸契約、家具・家電、荷物の輸送、回線工事
- 固定費:家賃、管理費、光熱費の基本料金、通信費、駐車場
- 変動費:交通費、ガソリン、レンタカー、食費、日用品
私は正式な二拠点生活ではありませんでしたが、2022年に大阪の仕事と住まいを維持しながら宮崎へ8回通りました。
記録が残っている7回分だけでも、往復航空券と宿泊費の合計は約24万円です。
これとは別に、レンタカー、ガソリン、飲食、大阪の家賃や通信費なども支払っていました。
現地へ繰り返し滞在したことで宮崎との相性を確認できましたが、訪問回数が増えるほど、完全移住に使える貯金も減っています。
二拠点生活を無理なく続けるためには、次の順番で検討しましょう。
- 短期滞在で地域と移動の負担を確認する
- 年間の滞在日数と往復回数を決める
- 住居費・交通費・固定費を合計する
- 年間予算の上限を決める
- 緊急予備費と完全移住の資金を残す
- 続けられると判断してから賃貸契約や車の購入をする
二拠点生活は、二拠点目の家賃だけで判断せず、現在の住居費、年間の移動費、維持費、初期費用を合計したうえで、無理なく続けられるか確認することが大切です。
二拠点生活のメリットや住まいの選び方、始める手順については、「二拠点生活とは?地方移住との違い・費用・メリットと始め方」も参考にしてください。

