地方移住を考えるとき、「移住先でどんな仕事をすればいいのか」と悩む人は多いと思います。
地方での仕事というと、農業や地域企業への転職をイメージする人もいるかもしれません。
しかし、実際には次のような働き方があります。
- 都市部の会社に所属したままフルリモートで働く
- 移住先や周辺地域の会社へ転職する
- 在宅ワークや副業から仕事を始める
- 資格や現場経験を活かして地域で働く
私自身は、大阪で続けていたWeb系の仕事を辞めず、フルリモート勤務のまま宮崎へ移住しました。

今までの仕事と収入を大きく変えずに移住できたことは、新しい生活を始めるうえで大きな安心につながりました。
ただし、フルリモート勤務がすべての人に合うわけではありません。
地域の人と関わりながら働きたい人もいれば、家事や育児を優先しながら在宅で働きたい人もいます。
また、これまでの職種や経験、必要な収入、移住先の求人状況によっても、向いている仕事は変わります。
| 希望する働き方 | 向いている仕事の例 |
|---|---|
| 場所に縛られず働きたい | 営業・人事などのビジネス職、ITエンジニア、Web制作、Webマーケティング、 |
| 移住先の地域で働きたい | 地域企業、資格職、建設・住宅関連、観光業 |
| 未経験から働き方を変えたい | ITサポート、カスタマーサポート、未経験IT転職 |
| 家事や育児と両立したい | 在宅コール業務、オンライン事務、Webライター |
| 地域の産業に関わりたい | 農業、林業、漁業、観光・宿泊・飲食業 |
大切なのは、職種名だけで仕事を選ぶのではなく、移住後に無理なく働き続けられるかまで考えることです。
この記事では、私自身の移住経験と10年以上のフルリモート勤務経験をもとに、地方移住後の選択肢になりやすい12の仕事を紹介します。
本文では、フルリモートや地域企業、在宅ワークなど、自分に合う働き方の求人が見つかるサイトを紹介しています。
地方移住に向いている仕事12選
ここからは、移住後の働き方として検討しやすい仕事を12種類紹介します。
ただし、「地方移住に向いている仕事」といっても、誰にでも合うわけではありません。
同じ職種でも、会社によって仕事内容や勤務場所、給与、リモート勤務の条件は異なります。
そのため、次の点を見ながら、自分に合いそうな仕事を確認してみてください。
- これまでの経験を活かせるか
- 未経験から目指せるか
- 移住先で求人を見つけられるか
- リモート勤務が可能か
- 必要な収入を確保できるか
- 数年後も続けたいと思えるか
1.営業・人事などのビジネス職
リモートワークは、ITエンジニアやWeb制作だけの働き方ではありません。
営業、マーケティング、人事、広報、事業企画、カスタマーサクセスなどのビジネス職でも、オンラインで働ける求人があります。
これまで都市部の会社でビジネス職として働いてきた人なら、経験を活かしたままリモート転職できる可能性があります。
営業・マーケティング・人事などの具体的な求人条件については、「地方移住でビジネス職のリモート転職を目指す方法」で詳しく解説しています。
たとえば営業職でも、対面訪問ではなく、Web会議や電話、メールを中心に商談を進める会社があります。
人事であれば、オンライン面接、採用管理、社員との面談などをリモートで行うケースも考えられます。
ただし、同じ職種でも、会社によって出社の必要性は大きく異なります。
- 顧客訪問が必要か
- 社内会議への出席が必要か
- 居住地に制限があるか
- 月に何回出社するのか
- 研修期間中の働き方はどうなるか
を確認しましょう。
営業、マーケティング、人事などの経験を活かしながら、働く場所を変えたい人に向いています。
ビジネス職でリモート転職を目指す場合は、一般的な求人サイトだけでなく、リモート可能なビジネス職に強い転職サービスも確認すると探しやすくなります。
2.ITエンジニア
ITエンジニアは、システム、アプリ、Webサービス、ネットワークなどの開発や運用に関わる仕事です。
パソコンを使って進める業務が多いため、職種や会社によってはリモート勤務が可能です。
地方に住みながら都市部の会社で働く方法を考える場合、候補になりやすい職種の一つです。
ITエンジニアといっても、仕事内容は一つではありません。
- システムやアプリを開発する
- Webサービスを制作・保守する
- サーバーやネットワークを管理する
- システムの動作をテストする
- 社内のIT環境を整える
など、担当する分野によって必要な知識が異なります。
すでに実務経験がある人なら、フルリモート求人や経験者向けの転職サービスを利用して、働く場所を見直しやすくなります。
一方で、未経験から目指す場合は、基礎学習や研修を受け、まず実務経験を積むことが必要です。
最初から完全在宅の求人だけに絞ると、応募できる会社が少なくなる場合があります。
論理的に考えることが好きな人、自分で調べながら問題を解決することが苦にならない人に向いています。
未経験者は、リモート勤務の有無だけでなく、研修内容・配属先・実際に身につく技術を確認しましょう。
3.Web制作・Webデザイン
Web制作やWebデザインは、企業や店舗、個人事業主などのWebサイトを作る仕事です。
主な業務には、Webページのデザイン、HTML・CSSを使ったコーディング、WordPressの構築や更新などがあります。
制作物やデータをオンラインで共有しやすいため、会社によってはリモート勤務で働けます。
また、会社員として働く以外に、実績を積んでから副業やフリーランスとして仕事を受ける方法もあります。
ただし、Webサイトを作る技術だけでは十分とは限りません。
- 顧客の要望を聞き取る
- サイトの目的を整理する
- 利用者が見やすい構成を考える
- 納期に合わせて制作を進める
- 修正依頼に対応する
といった力も必要です。

Web制作では、見た目を整えるだけでなく、そのサイトで何を実現したいのかまで考える力が大切です。
未経験から目指す場合は、自分でWebサイトやバナーを作り、ポートフォリオとして見せられるようにしておきましょう。
ものを作ることが好きな人、相手の要望を形にする仕事に興味がある人に向いています。
4.Webマーケティング
Webマーケティングは、インターネットを使って商品やサービスの集客、販売、問い合わせの増加などを目指す仕事です。
具体的には、次のような業務があります。
- Web広告の運用
- 検索エンジンからの集客
- SNSの企画・運用
- アクセスデータの分析
- メールや記事を使った販売促進
- Webサイトの改善
データをオンラインで確認し、パソコン上で進められる業務が多いため、リモート勤務が行われることもあります。
ただし、広告やSNSを見ることが好きというだけでは、仕事として続けるのは難しいかもしれません。
施策を行った結果を数字で確認し、うまくいかなければ原因を考えて改善する必要があります。
また、検索エンジンやSNS、広告の仕組みは変化するため、継続的に情報を学ぶ姿勢も求められます。
数字を見ながら改善することが好きな人、仮説を立てて試すことに興味がある人に向いています。
未経験から目指す場合は、自分でブログやSNSを運用し、どのように改善したかを説明できると、学習内容を伝えやすくなります。
5.Webライター
Webライターは、Webサイトに掲載する記事、商品紹介、インタビュー記事などを制作する仕事です。
パソコンとインターネットがあれば仕事を進めやすいため、在宅で募集される案件もあります。
文章を書く経験がなくても始められる仕事はありますが、安定して仕事を続けるには、文章力以外の力も必要です。
- 正確な情報を調べる力
- 読者の疑問を想像する力
- 内容を分かりやすく整理する力
- 決められたルールに沿って執筆する力
- 納期や修正に対応する力
また、案件によっては報酬が低く、仕事量が安定しないこともあります。
移住後の主な収入源として考えるなら、単価、仕事量、継続契約の有無まで確認する必要があります。

私自身もWebサイトの文章制作に関わっていますが、文章を書くこと以上に、読者が何を知りたいのかを考えることが重要だと感じています。
調べることが苦にならない人、情報を分かりやすく伝えることが好きな人に向いています。
最初は副業として執筆実績を作り、収入や仕事量を確認してから働き方を広げる方法もあります。
6.カスタマーサポート・コール業務
カスタマーサポートは、商品やサービスを利用している人からの問い合わせに対応する仕事です。
電話、メール、チャットなどを使って、操作方法や契約内容、トラブルへの対処方法を案内します。
会社のシステムへオンラインで接続できる場合は、自宅で働ける求人もあります。
接客、販売、営業、コールセンターなどの経験がある人は、これまで身につけた対応力を活かしやすい仕事です。
また、正社員として働く求人だけでなく、家事や育児の空いた時間を使って取り組める在宅コール業務もあります。
ただし、在宅だから気軽にできるとは限りません。
- 相手の話を正確に聞き取る
- 落ち着いて説明する
- 苦情や厳しい意見にも対応する
- 対応内容を記録する
- 静かに話せる作業環境を用意する
といった準備や適性が必要です。
人と話すことが苦にならない人、接客経験を在宅の仕事へ活かしたい人に向いています。
業務委託や出来高制の場合は、勤務時間だけでなく、報酬の計算方法や仕事量も確認しましょう。
7.オンライン事務・バックオフィス
オンライン事務やバックオフィスは、会社の業務を事務面から支える仕事です。
具体的には、次のような業務があります。
- データ入力や資料作成
- スケジュール管理
- メールやチャットの対応
- 請求書や見積書の作成
- 採用や人事業務の補助
- 経理・総務業務のサポート
業務に必要な書類やデータをオンラインで共有できる会社では、在宅勤務が行われることもあります。
これまで事務、総務、経理、営業アシスタントなどの経験がある人は、今までのスキルを活かしやすい仕事です。
一方で、単純なデータ入力だけでは、収入や仕事量が安定しない場合があります。
そのため、オンライン事務を長く続けたい場合は、
- Excelやスプレッドシートを扱う力
- オンライン会議やチャットツールを使う力
- 複数の業務を整理して進める力
- 経理や人事など特定分野の知識
も身につけておくと、任される仕事の幅を広げやすくなります。
事務経験を活かしたい人、細かい作業や予定管理が得意な人に向いています。
在宅勤務でも勤務時間が決められている場合があります。勤務時間・連絡可能な時間帯・雇用形態を確認しましょう。
8.地域企業の営業・事務・販売
移住先の地域で働きたい場合は、地元企業の営業、事務、販売などが候補になります。
地域企業で働くメリットは、暮らす場所と仕事のつながりを作りやすいことです。
仕事を通じて地域の人と知り合ったり、その土地の企業や産業について理解を深めたりできます。
これまでの職歴によっては、都市部で身につけた営業経験や接客経験、事務処理のスキルを活かせる可能性もあります。
ただし、同じ職種名でも、会社によって担当する仕事の範囲は異なります。
- 営業と配送を兼任する
- 事務だけでなく電話や来客対応も担当する
- 販売に加えて在庫管理や発注も行う
- 複数店舗への異動がある
といったケースも考えられます。
求人票を見るときは、職種名だけでなく、実際の仕事内容まで確認しましょう。
また、地方では車通勤が前提になる会社もあります。
勤務先までの距離、ガソリン代、駐車場、冬季の道路状況なども、地域によっては重要な確認項目です。
地域の人と関わりながら働きたい人、これまでの営業・接客・事務経験を移住先でも活かしたい人に向いています。
9.看護・介護・保育などの資格職
看護師、介護福祉士、保育士などの資格がある人は、移住先でも資格を活かして働ける可能性があります。
病院、介護施設、保育施設などは地域によって運営状況や募集条件が異なりますが、専門資格や実務経験があることは仕事探しの強みになります。
また、資格職の場合は、仕事内容をイメージしやすく、これまでの経験を転職先へ説明しやすい点もメリットです。
ただし、移住先を決める前に、希望地域でどのような求人があるか確認しておく必要があります。
- 夜勤や早番・遅番があるか
- 勤務先まで車で通えるか
- 給与や手当はどの程度か
- 子育てと両立できる勤務時間か
- 希望する施設や診療科で働けるか
などを確認しましょう。
資格を持っていても、勤務条件が生活に合わなければ、移住後に負担を感じる可能性があります。
専門資格や実務経験を活かし、移住先でも同じ分野で働き続けたい人に向いています。
資格職は、求人の有無だけでなく、勤務体制・夜勤・通勤時間・子育てとの両立まで確認することが大切です。
10.建設・施工管理・住宅関連
建設、施工管理、設備、住宅メンテナンスなどの仕事も、地方での働き方として考えられます。
具体的には、次のような仕事があります。
- 建築・土木工事
- 施工管理
- 電気・水道・設備工事
- 住宅の点検や修繕
- リフォームや外壁塗装
- 不動産や住宅営業
住宅や道路、公共施設など、現地で作業する仕事が多いため、フルリモートには向きません。
一方で、これまで建設業や住宅業界で働いた経験がある人は、移住先でも経験や資格を活かせる場合があります。
現場仕事では、勤務場所が一定ではなく、複数の現場を車で移動することもあります。
求人を確認するときは、
- 担当する現場の範囲
- 社用車の有無
- 早朝勤務や残業の有無
- 資格手当や取得支援
- 屋外作業の割合
まで確認したいところです。
建設・住宅業界での経験や資格を活かしたい人、現場で体を動かして働くことが苦にならない人に向いています。
11.農業・林業・漁業
農業、林業、漁業など、地域の自然や産業に関わる仕事を目的に移住する人もいます。
自分で農業を始める方法だけでなく、農業法人、森林組合、漁業関係の会社などに雇用されて働く方法もあります。
自然の近くで働ける一方で、仕事内容は体力を必要とするものが多く、天候や季節の影響も受けやすいです。
たとえば農業では、収穫期に勤務時間が長くなったり、早朝から作業したりすることがあります。
林業では、山の中での作業や機械の取り扱い、安全管理が必要です。
漁業でも、早朝や深夜の作業、天候による予定変更などが考えられます。
仕事を選ぶ前に、短期間の体験や就業相談を利用し、実際の仕事内容を確認した方が安心です。
- 雇用されて働くのか、独立を目指すのか
- 季節によって収入が変わるか
- 住居の支援があるか
- 研修や技術指導を受けられるか
- 必要な車両や道具を誰が用意するのか
なども確認しましょう。
「自然の中でのんびり働けそう」というイメージだけで決めると、体力面や収入面でギャップを感じる可能性があります。
地域の自然や一次産業に関わりたい人、体を動かす仕事を長く続けたい人に向いています。
12.観光・宿泊・飲食業
観光地や温泉地、リゾート地へ移住する場合は、宿泊施設、観光施設、飲食店などの仕事も候補になります。
具体的には、
- ホテルや旅館の接客
- 予約受付やフロント業務
- 飲食店での調理や接客
- 観光施設の案内
- 体験ツアーやアクティビティの運営
- 観光情報の発信やSNS運用
などがあります。
接客や販売、飲食業の経験がある人は、これまでの経験を活かしやすい仕事です。
また、観光地で働くことで、地域の魅力を来訪者へ伝える役割も担えます。
一方で、土日祝日や観光シーズンが繁忙期になりやすく、一般的な会社員とは休日が異なる場合があります。
地域によっては季節による仕事量の差もあるため、年間を通して働けるかを確認しておきたいところです。
- 繁忙期と閑散期の勤務時間
- 年間を通した雇用か、季節雇用か
- 早朝・夜間勤務の有無
- 寮や住宅手当があるか
- 車通勤が必要か
などを確認しましょう。

海や自然の近くで働ける仕事でも、休日や勤務時間が自分の理想の暮らしと合うかは別に確認した方がいいです。
接客が好きな人、地域の魅力を伝える仕事や観光に関わりたい人に向いています。
今回紹介した12の仕事は、すべて働き方や必要な経験が異なります。
フルリモートを目指しやすい仕事もあれば、現地で働くからこそ地域とのつながりを作りやすい仕事もあります。
そのため、「地方移住に向いていると言われているから」という理由だけで決める必要はありません。
自分の経験、必要な収入、希望する勤務時間、移住後の暮らし方に合わせて選ぶことが大切です。
仕事を選ぶときは、リモート勤務の可否・地域とのつながり・収入の安定性・未経験からの始めやすさを比較しましょう。
経験や希望別に向いている仕事を選ぶ
同じ仕事でも、これまでの経験や移住後に希望する暮らしによって、向き不向きは変わります。
たとえば、すでにIT・Web業界で働いている人と、未経験から新しい仕事を始めたい人では、選ぶべき求人や転職サービスが異なります。
また、正社員として収入を安定させたい人と、家事や育児の時間を確保しながら働きたい人でも、合う働き方は同じではありません。
| 経験・希望 | 向いている仕事の例 |
|---|---|
| 営業・人事などの経験がある | リモート営業、人事、マーケティング、カスタマーサクセス |
| IT・Web経験がある | ITエンジニア、Web制作、Webマーケティング |
| 未経験から挑戦したい | ITサポート、カスタマーサポート、地域企業 |
| 家事・育児と両立したい | 在宅コール業務、オンライン事務、Webライター |
| 地域に根ざして働きたい | 地域企業、資格職、建設、観光、一次産業 |
ビジネス職の経験を活かしたい人
営業、マーケティング、人事、広報、事業企画などの経験がある人は、ビジネス職のリモート求人を探す方法があります。
「リモートワークはエンジニア向け」と思われることもありますが、会社によってはビジネス職でもオンライン中心で働けます。
特に、これまでの仕事で次のような経験がある人は、転職時に整理して伝えたいところです。
- 営業目標を達成した経験
- Web会議やオンライン商談の経験
- チームやプロジェクトの管理経験
- 採用や人材育成の経験
- マーケティング施策を改善した経験
ただし、同じ営業職でも訪問が必要な会社と、オンライン商談だけで完結する会社があります。
求人を探すときは、職種名だけでなく、出社頻度や顧客訪問の有無まで確認しましょう。
営業・マーケティング・人事などでリモート転職を目指す場合は、ビジネス職のリモート求人に強いサービスも確認すると探しやすくなります。
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IT・Web経験を活かしたい人
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未経験から働き方を変えたい人
これまでとは違う業界や職種へ挑戦したい人は、最初からフルリモートだけに絞らず、実務経験を積める仕事を優先した方が現実的です。
未経験から目指せる可能性がある仕事には、
- ITサポート
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- 研修付きのIT関連職
などがあります。
ただし、「未経験歓迎」と書かれていても、実際の仕事内容や研修内容は会社によって異なります。
入社後に希望するスキルを身につけられるのか、どのような仕事へ配属されるのかを確認する必要があります。
未経験からIT・Web業界へ入る流れについては、「未経験からIT・Web業界を目指す方法」でも詳しくまとめています。
未経験者は「すぐに希望の働き方を実現できるか」だけでなく、数年後の選択肢につながる経験を積めるかで会社を選びましょう。
家事や育児と両立したい人
家事や育児の時間を確保しながら働きたい人は、勤務時間を調整しやすい在宅ワークも候補になります。
たとえば、在宅コール業務、オンライン事務、Webライティングなどです。
通勤時間を減らせれば、保育園の送迎や家事に使える時間を確保しやすくなります。
ただし、在宅勤務であっても、子どもを見ながら自由に働けるとは限りません。
- 決められた時間に電話対応が必要
- オンライン会議へ参加する必要がある
- 静かな作業場所が必要
- 納期までに仕事を完成させる必要がある
といった条件があります。
働ける時間と必要な収入を整理し、家庭の状況に合う仕事かを確認してください。

在宅勤務でも、仕事と子育てを同時に行うのは簡単ではありません。集中して働ける時間と環境を確保できるかも大切です。
🏠移住後に在宅でできる仕事を探している方へ
地方移住後、家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を探している方もいると思います。
「通勤せずに働ける仕事を探したい」
「未経験から始められる在宅ワークを知りたい」
と考えている方は、在宅のコール業務を確認してみる方法があります。
コールシェアは、自宅で電話を使った案内やリサーチなどの仕事に取り組める在宅ワークサービスです。
✓ 自宅でできる仕事を探している
✓ 接客・営業・電話対応の経験を活かしたい
✓ 未経験から在宅ワークを始めたい
✓ 家事や育児と両立できる仕事を確認したい
まずは現在募集されている仕事内容や報酬条件を確認してみましょう。
自分が働ける時間や、自宅の作業環境に合っているかを確認したうえで判断できます。
※コールシェアは業務委託の在宅ワークです。募集される仕事、報酬、稼働条件などは時期や案件によって異なります。
在宅でできる仕事の種類や未経験から始める手順は、「地方移住後に在宅ワークを始める方法」で詳しく解説しています。
地域に根ざして働きたい人
移住をきっかけに地域の人や産業と関わりたい人は、移住先の企業や施設で働く方法が合っています。
地域企業、医療・福祉、建設、観光、農林漁業など、現地で働くからこそ得られる経験があります。
仕事を通じて人間関係を作りやすくなるため、移住先での生活になじむきっかけになることもあります。
一方で、地域によって求人の種類や給与水準は異なります。
移住先を決めてから仕事を探すのではなく、候補地域にどのような求人があるかを先に確認した方が安心です。
地域企業で働きたい場合は、一般的な転職サイトに加えて、Uターン・Iターン求人に強いサービスや自治体の就職相談も確認しましょう。
👔地方移住後の仕事探しに不安がある方へ
地方移住を考えるうえで、仕事探しは避けて通れません。
✓ 地方企業の求人に強い
✓ Uターン・Iターン転職に対応
✓ 非公開求人あり
✓ 転職相談無料
まずは希望する地域にどんな求人があるのか確認してみましょう。
転職活動を始める前の情報収集としても活用できます。
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地方移住に向いている仕事は「移住後も続けられるか」で選ぶ
地方移住に向いている仕事は、すべての人に共通しているわけではありません。
フルリモートで働ける仕事でも、自己管理が苦手な人には負担になる可能性があります。
地域企業の仕事でも、給与や勤務時間、通勤距離が生活に合わなければ、長く続けるのは難しくなります。
また、「自然の近くで働きたい」という理由だけで農業や観光業を選んでも、仕事内容や繁忙期を理解していなければ、移住後にギャップを感じるかもしれません。
そのため、仕事を選ぶときは、まず次の点を整理してみてください。
- これまでの経験を活かしたいのか
- 新しい仕事へ挑戦したいのか
- フルタイムで働くのか
- 家事や育児と両立したいのか
- 毎月どれくらいの収入が必要なのか
- 通勤できる範囲はどこまでなのか
特に重要なのが、移住後に必要な収入です。
地方へ移住すると家賃が下がることもありますが、車の維持費やガソリン代など、都市部では必要なかった支出が増える場合があります。
給与額だけを見るのではなく、生活費を支払ったあとに無理なく暮らせるかまで計算しておきたいところです。

私も大阪では車を持っていませんでしたが、宮崎での生活では車やガソリンにかかる費用が増えました。地方なら必ず生活費が下がるとは限りません。
仕事そのものだけではなく、収入、勤務時間、通勤、家族との時間まで含めて考えることで、自分に合う働き方を選びやすくなります。
「地方で見つかりやすい仕事」ではなく、自分が移住後も無理なく続けられる仕事を選ぶことが重要です。
地方移住後の仕事は大きく3つに分けられる
移住後の仕事を考えるときは、最初から細かい職種を一つに決めなくても構いません。
まずは、次の3つのうち、どの働き方が自分に近いかを考えると整理しやすくなります。
| 働き方 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| フルリモート | 会社の場所に縛られにくい | 出社条件や居住地制限の確認が必要 |
| 地域企業 | 地域に根ざして働きやすい | 給与、求人職種、通勤手段を確認する |
| 在宅ワーク・個人の仕事 | 生活に合わせて仕事量を調整しやすい | 収入が安定するまで時間がかかる場合がある |
フルリモートで都市部の会社に勤める
フルリモート勤務ができれば、地方に住みながら、東京や大阪などに拠点を置く会社で働ける可能性があります。
現在の仕事を続けられる場合は、収入や職種を大きく変えずに移住できることもあります。
転職する場合でも、勤務地を移住先の地域だけに限定せず、全国のリモート求人まで広げて探せます。
ただし、「フルリモート可」と書かれていても、会社によって条件は異なります。
- 研修期間中は出社が必要
- 月に数回の出社がある
- 居住できる地域が限定されている
- 経験者だけがリモート勤務の対象
といった場合もあるため、求人票の言葉だけで判断しないことが大切です。
また、自宅で一人でも仕事を進められる自己管理力や、オンラインで進捗を伝える力も求められます。
フルリモート勤務のメリットだけでなく、自己管理などの現実については、「フルリモートを10年以上続けて感じたリアル」で詳しく紹介しています。
移住先や周辺地域の企業に勤める
移住先の地域に根ざして働きたい人は、地域企業への転職が候補になります。
地元の企業で働くことで、地域の人や産業とのつながりが生まれやすくなります。
営業、事務、販売、製造、建設、医療、福祉、観光など、地域によって必要とされる仕事はさまざまです。
一方で、都市部と比べると、職種や求人件数が限られることがあります。
給与水準だけでなく、車通勤の必要性や勤務場所まで確認しておきたいところです。
地域企業を探す場合は、全国向けの転職サイトだけでなく、Uターン・Iターン求人に強い転職サービスも確認すると探しやすくなります。
在宅ワークや個人の仕事で収入を得る
正社員への転職だけでなく、在宅ワークや個人の仕事で収入を得る方法もあります。
たとえば、
- 在宅での電話・カスタマーサポート
- オンライン事務
- Webライティング
- Web制作
- オンライン講師
- これまでの経験を活かした副業
などが考えられます。
家事や育児と両立しながら働きたい人や、移住後に少しずつ仕事を始めたい人には取り組みやすい場合があります。
ただし、仕事量が一定とは限らず、収入が安定するまで時間がかかることもあります。
移住直後の主な収入源にする場合は、仕事内容、報酬、契約形態をよく確認する必要があります。
在宅ワークは「好きな時間だけ働けば安定して稼げる」とは限りません。必要な収入と働ける時間を整理してから選びましょう。
地方移住の仕事選びで確認したいポイント
興味のある仕事が見つかっても、仕事内容だけですぐに決めない方がいいです。
移住後も無理なく続けるためには、求人の有無、収入、通勤、勤務時間、将来性まで確認する必要があります。
| 確認すること | 主なポイント |
|---|---|
| 求人 | 移住先や通勤圏内に希望職種があるか |
| 収入 | 移住後の生活費を支払えるか |
| 通勤・勤務時間 | 車通勤や残業が生活に合うか |
| 将来性 | 数年後も続けられるスキルが身につくか |
移住先で求人が見つかるか
まず確認したいのが、移住を希望する地域に自分が応募できる求人があるかです。
同じ県内でも、都市部と郊外では求人の数や種類が異なります。
移住先の市町村だけで探すと選択肢が少ない場合は、車で通勤できる周辺地域まで範囲を広げる方法もあります。
フルリモートで働きたい場合も、全国勤務が可能なのか、居住地に制限があるのかを確認しましょう。
住居を決める前に、求人サイトや転職サービスで希望地域の募集状況を確認しておくと、移住後のミスマッチを減らしやすくなります。
必要な収入を確保できるか
仕事を選ぶときは、給与額だけでなく、移住後の支出まで含めて考える必要があります。
地方では家賃が下がる場合がある一方で、車、ガソリン、保険、駐車場などの費用が増えることもあります。
子育て世帯であれば、保育園や教育、病院への移動なども考えておきたいところです。
求人を比較する前に、毎月どれくらいの手取り収入が必要かを整理しておきましょう。
移住後の生活費については、「地方移住で生活費は本当に安くなる?」でも実体験をもとに解説しています。
通勤手段や勤務時間が生活に合うか
地域企業で働く場合は、勤務先までどのように通うのかも重要です。
地方では電車やバスの本数が少なく、車通勤が前提になることがあります。
距離が短く見えても、道路の混雑や天候によって通勤時間が変わる場合もあります。
また、勤務時間や休日が、移住後に希望する暮らしと合うかも確認しましょう。
- 残業はどのくらいあるか
- 早朝・夜間勤務があるか
- 土日祝日に休めるか
- 保育園の送迎に間に合うか
- 趣味や家族との時間を確保できるか
せっかく希望する場所へ移住しても、仕事だけで毎日が終わってしまうと、理想としていた暮らしとの差が大きくなります。
数年後にも続けられる仕事か
仕事を選ぶときは、今すぐ働けるかだけでなく、数年後にも続けられそうかを考えることが大切です。
特に未経験転職では、最初の給与やリモート勤務の有無だけで判断すると、将来の選択肢が広がらない場合があります。
次のような経験が得られるかも確認してみてください。
- 他の会社でも活かせる専門スキル
- 顧客や社内との調整経験
- 業務を改善した経験
- 新しい技術やツールを使う経験
- 一人で仕事を進める力
会社や働き方が変わっても活かせる経験を積めれば、移住後の仕事選びで困りにくくなります。
今の条件だけでなく、将来も収入と働き方の選択肢を持てる仕事かという視点で確認しましょう。
移住前に仕事を探す方法
移住後の仕事は、現地へ引っ越してから探すのではなく、できるだけ移住前から準備しておく方が安心です。
現在の仕事を続けられるか、希望地域に求人があるか、必要なスキルは何かを順番に確認しましょう。
現在の仕事を続けられないか確認する
最初に確認したいのは、今の会社で働き続けたまま移住できないかという点です。
すでに一部リモート勤務をしている場合は、完全在宅へ変更できないか相談できる可能性があります。
会社に制度がなくても、仕事内容やこれまでの実績によっては、個別に相談できることも考えられます。
ただし、移住を決めたあとに突然相談するのではなく、出社条件や会社の方針を早めに確認しておきましょう。
現在の仕事を続けられれば、転職と移住を同時に行う負担を減らせます。
移住前に働き方を整える重要性については、「リモートワークで地方移住する方法」でも詳しく紹介しています。
希望する働き方に合った転職サービスで求人を調べる
今の仕事を続けるのが難しい場合は、転職サイトや転職エージェントを使って求人を調べます。
使うサービスは、希望する働き方に合わせて選ぶことが大切です。
| 経験・希望する働き方 | 相談しやすいサービス |
|---|---|
| IT・Web業界の経験を活かしたい | TechGo ITエンジニアなどの経験者向け |
| 営業・マーケティング・人事などでリモート転職したい | Remoful リモート可能なビジネス職向け |
| 移住先や周辺地域の企業で働きたい | HUREX 地方転職・Uターン・Iターン向け |
| 未経験からIT・Web業界を目指したい | 未経験者向けの転職支援や学習サービス |
| 家事や育児と両立できる在宅ワークを探したい | コールシェア 在宅のコール業務を探したい方向け |
現在の職歴や希望する働き方によって、利用しやすい転職サービスは異なります。
IT・Web経験者が地域企業向けのサービスだけを使ったり、未経験者が経験者向けのサービスへ登録したりしても、希望に合う求人を紹介してもらえない可能性があります。
まずは自分の経歴と希望に近いサービスを1〜2社選び、求人の種類や勤務条件を確認すると進めやすいです。
転職サービスごとの特徴や選び方は、リモート・地方転職向けの転職サイト・エージェントで詳しく比較しています。
未経験転職はスキル習得も含めて考える
未経験から新しい仕事へ挑戦する場合は、求人を探すだけでなく、必要なスキルを身につける期間も考えておきましょう。
IT・Web系の仕事であれば、独学やスクールを使って基礎を学び、制作物やポートフォリオを準備する方法があります。
資格職であれば、資格取得に必要な期間や費用も確認する必要があります。
農業や林業などを目指す場合は、体験や研修を受けて、仕事内容が自分に合うか確かめることも大切です。
退職してから学習を始めると収入が途切れる可能性があるため、今の仕事を続けながら準備できないかも検討してみてください。
未経験転職と移住を同時に進める場合は、学習費用・転職活動中の生活費・引っ越し費用を分けて準備しましょう。
まとめ|職種名より移住後の生活に合う仕事を選ぼう
地方移住後の仕事には、フルリモート、地域企業、在宅ワークなど、複数の選択肢があります。
今回紹介した主な仕事は次の12種類です。
- 営業・人事などのビジネス職
- ITエンジニア
- Web制作・Webデザイン
- Webマーケティング
- Webライター
- カスタマーサポート・コール業務
- オンライン事務・バックオフィス
- 地域企業の営業・事務・販売
- 看護・介護・保育などの資格職
- 建設・施工管理・住宅関連
- 農業・林業・漁業
- 観光・宿泊・飲食業
ただし、地方で求人が見つかりやすい仕事が、自分にとって良い仕事とは限りません。
これまでの経験、必要な収入、通勤手段、勤務時間、家族との生活まで含めて考える必要があります。

私自身はフルリモート勤務を続ける方法が合っていましたが、地域企業で働く方が移住後の暮らしに合う人もいます。
最初から職種を一つに決める必要はありません。
まずは現在の仕事を続けられるか確認し、希望地域の求人やリモート求人を比較してみましょう。
未経験から新しい仕事へ挑戦する場合は、実務経験やスキルを身につける準備期間も必要です。
移住することだけをゴールにせず、移住後も無理なく暮らし続けられる仕事を選ぶことが大切です。


