空き家は購入しなくても、賃貸で借りられます。
自治体の空き家バンクや地域の不動産会社には、一戸建ての賃貸物件が掲載されており、地方では家賃1万円前後の格安物件が見つかることもあります。
| 知りたいこと | 結論 |
|---|---|
| 空き家を賃貸で借りる | 空き家バンクや不動産会社で探せる |
| 家賃1万円の空き家 | 地方では実際にあるが、物件数は限られる |
| 空き家賃貸の家賃 | 全国一律の相場はなく、地域や状態によって差が大きい |
| 格安物件の探し方 | 自治体の空き家バンクを中心に探す |
| 家賃以外の費用 | 敷金・仲介料・修繕費などがかかる場合がある |
| 空き家賃貸の注意点 | 修繕負担・設備・残置物・契約条件を確認する |
ただし、家賃が安い空き家ほど、築年数、修繕、設備、立地などに条件がある場合があります。
家賃だけを見るのではなく、実際に住める状態か、入居後にどのくらい費用がかかるかまで確認して選ぶことが重要です。
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空き家は購入せず賃貸で借りられる
空き家というと売買物件をイメージしやすいですが、所有者が使わなくなった住宅を賃貸として貸し出しているケースもあります。
特に地方では、自治体が運営・支援する空き家バンクに「売買」だけでなく「賃貸」の物件が登録されています。
一戸建てを購入するとまとまった資金が必要ですが、賃貸なら初期費用を抑えて地方での生活を始めやすくなります。
移住先が自分に合うか分からない場合も、最初から家を購入せず、まず賃貸で暮らしてみる方法があります。
地方には家賃1万円前後で借りられる空き家もある
家賃1万円程度の空き家は実際にあります。
和歌山県橋本市の移住情報では、空き家バンクで見つけた築50年以上の民家を家賃1万円で借りている移住者の事例が紹介されています。
また、宮崎県高千穂町の空き家情報では、家賃1万円の住宅だけでなく、月6,600円で募集されている物件も確認できます。
※物件情報や募集状況は変わります。掲載価格は2026年8月時点で確認した例です。
ただし、空き家バンクを使えばいつでも家賃1万円の一軒家が見つかるわけではありません。
格安物件は数が少なく、募集開始後に成約することもあります。条件に合う物件がなければ、エリアや家賃上限を広げて探す必要があります。
家賃5,000円だけに絞ると空き家はかなり探しにくくなる
「空き家 家賃5,000円」で探している人もいますが、月5,000円だけに限定すると候補はかなり少なくなります。
格安物件を探すなら、5,000円だけでなく1万円、2万円、3万円程度まで範囲を広げる方が現実的です。
家賃が数千円安くても、車が必須だったり、大きな修繕が必要だったりすれば、生活全体では高くなることがあります。
格安空き家は「最安の家賃」を探すより、「無理なく暮らせる総費用」で選ぶ方が失敗を防げます。
空き家賃貸に全国一律の家賃相場はなく地域と状態で大きく変わる
空き家の賃貸には「全国平均で○万円」と判断できるような一律の家賃相場はありません。
同じ一戸建てでも、地域、築年数、建物の状態、広さ、交通の利便性などによって家賃は大きく変わります。
実際の空き家情報を見ると、1万円以下の物件がある一方、2万円台や3万円台、それ以上の住宅もあります。
そのため、「空き家だから安い」と考えるのではなく、その地域にある一般的な戸建て賃貸とも比較することが大切です。
東京・大阪など都市部では家賃1万円の一戸建ては探しにくい
「空き家バンク 家賃1万円 東京」「空き家バンク 家賃1万円 大阪」などで探す人もいますが、都市部では地方と同じ条件では探しにくくなります。
土地価格や賃貸需要が高い地域では、一戸建てを月1万円程度で借りられる物件は限られます。
家賃1万円前後の一戸建てを優先するなら、地方都市の郊外や中山間地域まで候補を広げる方が探しやすくなります。
格安の空き家賃貸は自治体の空き家バンクから探せる
格安の空き家を借りたい場合、最初に確認したいのが住みたい市区町村の空き家バンクです。
空き家バンクは、空き家を売りたい・貸したい所有者と、買いたい・借りたい人をつなぐ仕組みです。
市区町村の空き家バンクでは地域の賃貸物件を直接探せる
住みたい地域が決まっているなら、自治体名を入れて検索するのが早いです。
- ○○市 空き家バンク 賃貸
- ○○町 空き家 賃貸
- ○○市 空き家 家賃
- ○○市 一軒家 格安 賃貸
自治体によって、空き家バンクの掲載方法や利用条件は異なります。
移住者限定、定住意思が必要、利用登録が必要などの条件が設定されている場合もあるため、物件だけでなく利用要件も確認してください。
全国版空き家・空き地バンクでは複数地域の賃貸物件を探せる
住みたい地域がまだ決まっていない場合は、全国版空き家・空き地バンクも利用できます。
国土交通省の全国版空き家・空き地バンクでは、LIFULLとアットホームのサイトを通じて、複数の自治体の空き家を地域横断で探せます。
売買だけでなく賃貸住宅も対象です。
ただし、すべての自治体やすべての空き家が全国版に掲載されているわけではありません。
全国版で候補地域を探し、地域が決まったら市区町村独自の空き家バンクも確認するのがおすすめです。
地域の不動産会社では「貸家」「戸建て賃貸」として探せる
空き家バンクに登録されていなくても、地域の不動産会社が古い一戸建てを賃貸物件として扱っていることがあります。
この場合、「空き家」という名称ではなく、「貸家」「戸建て賃貸」「一戸建て賃貸」として掲載されていることがあります。
空き家バンクだけで見つからなければ、「地域名+貸家」「地域名+一戸建て 賃貸」でも探してみましょう。
格安の一戸建てを探すなら、「自治体の空き家バンク+全国版空き家バンク+地域の不動産会社」の3つを確認すると探しやすくなります。
家賃1万円の空き家でも入居時費用や修繕費がかかる場合がある
月1万円の空き家を見つけても、1万円だけ用意すれば入居できるとは限りません。
| 費用 | 確認すること |
|---|---|
| 敷金 | 家賃の数か月分が必要な場合がある |
| 仲介手数料 | 不動産会社などが仲介する場合に発生する |
| 火災保険 | 契約時に加入を求められる場合がある |
| 修繕費 | 借主負担で修理する条件の物件もある |
| 家財処分費 | 家具や家電が残っている場合は処分方法を確認する |
| 自治会費など | 地域によって別途負担がある |
実際に家賃が安くても、敷金や仲介手数料などが必要な物件があります。
また、DIY型賃貸などでは、家賃を抑える代わりに借主が一定の修繕を行うケースもあります。
問い合わせるときは、月額家賃だけでなく「入居するまでに合計いくら必要か」を確認しましょう。
空き家賃貸の注意点は修繕負担・設備・残置物・契約条件の確認にある
空き家の賃貸は安く一戸建てを借りられる可能性がありますが、一般的な賃貸マンションより物件ごとの差が大きくなります。
修繕費を貸主と借主のどちらが負担するか確認する
古い住宅では、雨漏り、水回り、給湯器、建具、床などに不具合が見つかることがあります。
一般的な賃貸住宅と同じように貸主がすべて修繕するとは限りません。
契約前に、故障した場合に誰が修理し、誰が費用を負担するのかを確認してください。
水道・トイレ・給湯設備は実際に使える状態か確認する
長期間使われていなかった空き家では、設備が付いていても正常に使用できるとは限りません。
地方の住宅では、井戸水、浄化槽、汲み取り式トイレ、プロパンガスなどを利用している場合もあります。
内見時には、水道、トイレ、風呂、給湯、電気などを確認しましょう。
リモートワークをするならインターネット環境を契約前に確認する
地方の一戸建てでリモートワークをする場合、固定回線を利用できるかは重要です。
光回線の提供エリア外だったり、回線工事に時間がかかったりする場合があります。
住所が分かった段階で、利用予定のインターネット回線が提供エリア内か確認しておきましょう。
家具や家電などの残置物を誰が処分するか確認する
空き家には、前の所有者や居住者が使っていた家具、家電、布団、食器などが残っていることがあります。
そのまま使える場合もありますが、不要なものを借主側で処分する条件なら費用や手間がかかります。
入居前に、残置物を誰が処分するのかを明確にしておきましょう。
DIYできる範囲と退去時の原状回復条件を確認する
空き家の中には、壁を塗ったり床を張り替えたりできるDIY可能物件があります。
自由度が高い一方で、「どこまで変更してよいのか」「退去するときに元に戻す必要があるのか」は契約によって異なります。
自分でリフォームしたい場合ほど、契約前に確認してください。
契約期間と途中解約の条件を確認する
空き家バンクの物件でも、通常の賃貸と同じように賃貸借契約を結びます。
契約期間、更新、途中解約、退去時の費用などは物件ごとに確認してください。
家賃が安いことだけで契約せず、「どこまで貸主が負担し、どこから借主が負担するのか」を確認することが重要です。
空き家賃貸は家を買う前に地方暮らしを試す方法として使える
地方へ移住するとき、最初から住宅を購入する必要はありません。
実際に暮らしてみると、スーパーまでの距離、病院、通勤、地域との付き合い、気候、車の必要性など、旅行だけでは分からないことが見えてきます。
まず空き家を賃貸で借りて暮らし、その地域が合うと分かってから住宅を購入するという順番も選べます。
特に移住先をまだ決め切れていない場合は、購入より賃貸の方が住む場所を変更しやすいメリットがあります。
購入するなら100万円以下の格安空き家も実際にある
長く住みたい地域が決まっている場合は、賃貸だけでなく中古住宅の購入も比較できます。
地方には、50万円や100万円以下で売り出される空き家や中古住宅も実際にあります。
格安物件の探し方については「田舎には100万円以下の格安物件がある|50万円の空き家の探し方と注意点」で詳しく解説しています。
無料で譲ってもらえる空き家も条件付きで存在する
購入費もできるだけ抑えたい場合は、所有者が無償譲渡を希望している0円物件が見つかることもあります。
ただし、無料で取得できても、登記、税金、修繕、家財処分などには費用がかかります。
詳しくは「空き家は条件付きで無料でもらえる|0円物件・無償譲渡の探し方と注意点」で解説しています。
まとめ|空き家は賃貸で借りられ家賃1万円前後の物件もある
空き家は購入だけでなく、賃貸で借りることができます。
地方では家賃1万円前後の一戸建てが見つかることもありますが、格安物件は数が限られ、建物の状態や契約条件も物件ごとに異なります。
まずは住みたい市区町村の空き家バンクを確認し、全国版空き家・空き地バンクや地域の不動産会社もあわせて探してみましょう。
家賃だけで判断せず、修繕負担、設備、残置物、初期費用まで確認してから契約することが重要です。


