地方移住に興味はあるものの、
「後悔したらどうしよう」
「失敗したという人もいるし、不安」
と感じている人も多いのではないでしょうか。
実際にSNSやYouTubeでは、「地方移住はやめとけ」「都会に戻りたい」といった体験談を見かけることがあります。
一方で、
「移住して人生が変わった」
「地方に来て本当に良かった」
という人も。
では、この違いはどこにあるのでしょうか。

私は40歳で大阪から宮崎へ移住しました。
現在は宮崎で家を建て、子育てをしながら暮らしています。
その経験から感じるのは、
地方移住そのものが失敗なのではなく、向いている人と向いていない人がいる
ということです。
| 後悔しやすい人 | 楽しみやすい人 |
|---|---|
| 都会の便利さを求める | のんびりした暮らしが好き |
| 地方に理想を持ちすぎる | 現実を受け入れられる |
| 住む場所をよく調べない | 情報収集をしっかり行う |
| 仕事や収入を考えず移住する | 移住前に生活設計を考える |
| 生活費だけを期待する | 暮らし全体の価値を考える |
| 自分で楽しみを見つけられない | 自分なりの楽しみ方がある |
| 地方の価値観を受け入れられない | 地域ごとの違いを楽しめる |
この記事では、実際に地方移住した私が感じた「後悔しやすい人の特徴」と、逆に地方暮らしを楽しめる人の共通点を紹介します。
地方移住で後悔する人には共通点がある
地方移住で後悔したという話を聞くと、
「地方だから失敗した」
と思われがちです。
しかし、私はそうは思いません。

実際に暮らしてみて感じるのは、地方そのものが悪いのではなく、
自分の価値観と暮らし方が合っていなかったケースが多いということです。
もちろん、住んでみなければ分からないこともあります。
私自身も移住後に初めて気づいたことがたくさんありました。
だからこそ、
「地方移住は成功か失敗か」
という二択ではなく、
自分に合っているかどうか
という視点で考えることが大切だと思っています。
今から地方移住で後悔する人の共通点を7つ見ていきましょう。
1. 都会の便利さを最優先する人

時刻表を見ると1時間に1本も当たり前
地方移住で後悔しやすい人の特徴として、まず挙げたいのが、
「都会と同じ便利さを求めてしまう人」
です。
地方では、大型商業施設や娯楽施設、電車の本数など、都会ほど充実していないことが少なくありません。

宮崎では、
「遊びに行く場所はイオンくらいしかない」
と言われることがあります。
もちろん、私自身も
「もっといろいろ遊べる場所があればいいな」
と思うことはあります。
しかし、それだけで
「地方はつまらない」
とは感じません。
なぜなら、地方では都会とは違う楽しみ方があるからです。

私はサーフィンが趣味なので、休日は海へ行きます。
また、家族で公園へ出かけたり、自然の中を散歩したりするだけでも十分リフレッシュできます。
一方で、都会ではショッピングモールやイベントなど、施設やサービスが充実して飽きません。
つまり、
「どちらが良いか」ではなく、「どんな暮らしを求めるか」
の違いなのだと思います。
もし、
「毎週ショッピングやイベントを楽しみたい」
「夜遅くまで遊べる環境がないと物足りない」
という人なら、地方移住はギャップを感じやすいかもしれません。
逆に、自分で楽しみを見つけられる人は、地方でも充実した毎日を送りやすいと思います。
2. 地方に理想を持ちすぎている人
地方移住を考えていると、
「自然に囲まれて毎日がスローライフ」
というイメージを持つ人もいます。
もちろん、そのような暮らしができる地域もあります。
しかし、実際に暮らしてみると、
- 仕事
- 家事
- 子育て
- 近所付き合い
など、日常生活そのものは都会と変わりません。
地方へ移住したからといって、
毎日が旅行のような生活になるわけではありません。
地方に過度な期待を持ちすぎると、
「思っていた生活と違った」
というギャップから後悔につながることがあります。
だからこそ、
「地方なら幸せになれる」
ではなく、
「自分は地方でどんな暮らしをしたいのか」
を考えることが大切だと思います。
3. 住む場所をよく調べない人
地方移住では、
「どこの地域に住むか」
によって満足度が大きく変わります。

私は移住前から、だいたいどのエリアでに住みたいかは決まっていました。
しかし、同じ市内でも、少し場所が変わるだけで暮らしやすさは大きく変わります。
例えば、
- スーパーまでの距離
- 通勤時間
- 病院の場所
- 車の交通量
- 周辺の雰囲気
- 昼や夜の周辺の様子
などは、実際に生活してみないと分からない部分も少なくありません。
今振り返ると、もっと現地を見たり、周辺環境を調べたりした方がよかったという後悔があります。
どのエリアのどの地区に住むかまでじっくり検討するのがおすすめです。
私は移住後、借りたマンションでの騒音トラブルで悩んでいた時期があります。詳しくは以下の記事をご覧ください。
4. 仕事や収入を考えずに移住する人
地方移住を考えると、
「自然の中で暮らしたい」
という気持ちが先に立つことがあります。
しかし、現実には生活していくためのお金も必要です。

私の場合は、フルリモートという働き方を続けられたため、
大阪を離れても仕事を変える必要はありませんでした。
そのため、移住後も収入面で大きな不安を抱えることはありませんでした。
一方で、
仕事が決まらないまま移住したり、収入が大きく減ってしまったりすると、
生活そのものが苦しくなり、
「移住しなければ良かった」
という気持ちにつながる可能性があります。
地方移住では、住む場所だけでなく、
「どのように働き、生活費を支えていくのか」まで考えておくことが大切です。
私自身が10年以上フルリモートで働いてきた経験については、関連記事でも詳しく紹介しています。


5. 生活費だけを期待して移住する人
「地方なら生活費がかなり安くなる」
そんなイメージを持って移住する人もいます。
私も移住前は、そのようなイメージを持っていました。

しかし実際には、大阪と宮崎を比較しても、
生活費が劇的に安くなったわけではありません。
家賃や食費はそれほど大きく変わらず、
一方で、
車の維持費やガソリン代など
地方ならではの支出も増えました。
もちろん地域によって差はありますが、
「地方=生活費が半分になる」というような期待は持たない方が良いと思います。
地方移住で大切なのは、
生活費だけではなく、
どんな暮らしを送りたいかです。
実際の生活費については、別の記事で大阪時代と宮崎での暮らしを詳しく比較しています。
6. 自分で楽しみを見つけられない人


写真は延岡までドライブに行ったときのもの。
鮎の塩焼きを買い、景色のいい鏡山で食べるだけでも十分楽しい休日になります。
先にも触れましたが地方移住では、
「何をして遊ぶか」
という考え方も少し変わります。
都会では、
大型商業施設やイベント、テーマパークなど、
楽しめる場所が数多くあります。
一方、地方ではそのような施設は少ないかもしれません。
だからといって、
「地方には何もない」
というわけではありません。

私が感じるのは、
地方は、自分で楽しみを作れる人ほど満足しやすい
ということです。
例えば私の場合だと、
サーフィンに行ったり家族で公園や自然のある場所へ出かけるのも楽しいですし、
家でゆっくり過ごしたり近所をぶらぶら散歩する時間も好きです。
また、実家のある大阪へ遊びに行くこともあります。
大阪に住んでいた頃は「どこも人が多いし」と出歩くのを嫌がって行かなかった場所も多かったですが、
今では飛行機に乗って旅行気分で出かけるイベントになり、大阪が以前よりも詳しくなった気がします。
もちろん交通費はかかりますが、「たまに都会へ遊びに行く」という楽しみ方も贅沢で悪くないと感じています。
遊びを施設やイベントだけに求める人は、地方では物足りなさを感じるかもしれません。
しかし、
自分なりの楽しみ方を見つけられる人なら、
地方でも十分に充実した毎日を送れると思います。
7. 地方の価値観を受け入れられない人
地方へ移住すると、暮らしだけでなく、人との距離感や地域の雰囲気など、都会とは違う部分を感じることがあります。
もちろん地域によって大きく異なりますし、一概には言えません。

私自身は宮崎へ移住して、「地方だから住みにくい」と感じたことはほとんどありません。
ただ、
「都会とまったく同じ生活ができるはず」
という考えで移住すると、ギャップを感じる可能性はあります。
地方には地方の良さがあります。
時間がゆっくり流れているように感じたり、
自然が身近にあったり、
人との距離感が心地よかったり。
もちろん、これらを魅力と感じるかどうかは人それぞれです。
大切なのは、
「都会が正しい」「地方が正しい」と比べるのではなく、それぞれに違う価値観があることを受け入れることだと思います。
地方を都会の基準だけで評価してしまうと、
「思っていたのと違う」
という気持ちになりやすく、後悔につながることがあります。
逆に、
「地方には地方の良さがある」
という気持ちで暮らし始めると、新しい発見や楽しさを見つけやすいのではないでしょうか。
地方移住に向いている人の特徴
ここまで後悔しやすい人の特徴を紹介しました。
では逆に、
どんな人が地方移住に向いているのでしょうか。
私が実際に暮らして感じるのは、次のような人です。
- のんびりした環境で暮らしたい人
- 都会の人混みや忙しい毎日に疲れている人
- 自分で楽しみを見つけられる人
- 新しい環境へ挑戦したい人
- 人生を一度見つめ直したい人
もちろん、
これらすべてに当てはまる必要はありません。
ただ、
「地方へ行けば幸せになれる」
ではなく、
「自分がどんな人生を送りたいのか」
を考えられる人ほど、
地方暮らしを楽しめるように思います。
地方移住は、私にとって人生を作り直す挑戦だった
私は移住してから一度も、「大阪へ戻りたい」と思ったことはありません。
もちろん、
海の近くに住んでいるため、南海トラフなど災害への不安を感じることはあります。
また、
「もっと近くに遊べる場所があればいいな」
と思うことも。
それでも、
大阪へ戻りたいとは思いません。
それは、
地方移住が私にとって単なる引っ越しではなかったからです。

私にとって地方移住は、人生を作り直す挑戦でした。
大阪へ戻るということは、
以前の暮らしに戻ることでもあります。
私がなぜ宮崎へ移住したのかは、「【30代で地方移住を決めた理由】引きこもりから人生を変えた話」で詳しく話しています。
もちろん、
今の暮らしに満足している人なら、
無理に地方移住する必要はありません。
むしろ、
「帰れる場所がある」
ということは、とても幸せなことだと思います。

一方で、もし今の生活に違和感があり、
「人生を変えてみたい」という気持ちがあるなら、
地方移住は挑戦する価値のある選択肢だと思います。
地方移住は、誰にでもおすすめできるものではありません。
だからこそ、
自分に向いているかどうかを考えたうえで、一歩踏み出してみることが大切なのではないでしょうか。
まとめ|地方移住は「向いている人」にとって人生を変えるきっかけになる
地方移住で後悔する人には、いくつか共通点があります。
この記事で紹介した内容をまとめると、次のようになります。
| 後悔しやすい人 | 楽しみやすい人 |
|---|---|
| 都会の便利さを求める | のんびりした暮らしが好き |
| 地方に理想を持ちすぎる | 現実を受け入れられる |
| 住む場所をよく調べない | 情報収集をしっかり行う |
| 仕事や収入を考えず移住する | 移住前に生活設計を考える |
| 生活費だけを期待する | 暮らし全体の価値を考える |
| 自分で楽しみを見つけられない | 自分なりの楽しみ方がある |
| 地方の価値観を受け入れられない | 地域ごとの違いを楽しめる |
もちろん、これはあくまで私自身が大阪から宮崎へ移住して感じたことです。
人によって価値観は違いますし、住む地域によっても印象は変わります。
また、偶然出会う人や職場、住環境によっても、移住の満足度は大きく変わるでしょう。
だからこそ、
「地方移住は成功する」「地方移住は失敗する」
と決めつけることはできません。
大切なのは、
自分がどんな暮らしを送りたいのか。
その答えが地方にあるなら、一度チャレンジしてみる価値は十分にあると思います。
私自身、地方移住を選んだからこそ、
今の暮らしや家族との時間を手に入れることができました。
もしこの記事が、
地方移住を考えているあなたの判断材料になれば嬉しいです。


