未経験からIT・Web業界を目指す方法|地方移住・フルリモートまでの現実的な流れ

地方移住を目指す未経験者がIT・Web業界への転職とフルリモートまでの流れを学ぶイメージ 働き方・リモートワーク
※本記事はプロモーションを含みます。

地方移住を考えているものの、移住後の仕事が見つからず悩んでいる人もいると思います。

  • 地方に住みながら続けられる仕事が分からない
  • 未経験からIT・Web業界へ転職できるのか不安
  • 将来的にはフルリモートで働きたい
  • 移住と転職をどの順番で進めればいいのか分からない

このような悩みを持つ人にとって、IT・Web業界は働き方を広げる選択肢の一つです。

職種や会社によっては、オンラインで仕事を進めやすく、実務経験を積むことでリモート勤務につながる可能性があります。

ただし、未経験からIT・Web業界へ入れば、すぐにフルリモートで働けるわけではありません。

未経験者の場合は、まず基礎スキルを身につけ、応募できる求人を探し、実務経験を積むことが必要です。

ローカリアン
ローカリアン

私はWeb系の仕事で10年以上働き、2017年頃からフルリモート勤務を続けています。仕事を続けたまま大阪から宮崎へ移住できたことは、生活を安定させるうえで大きな支えになりました。

長くフルリモートで働いて感じるのは、在宅勤務は単に自宅で仕事をする働き方ではないということです。

一人でも仕事を進める力、オンラインで報告や相談をする力、会社から信頼されるだけの経験や実績が求められます。

未経験から目指す場合は、次のような順番で考える方が現実的です。

段階やること
職種を決める仕事内容や自分の適性を確認する
基礎を学ぶ独学やスクールで必要なスキルを身につける
実績を作るポートフォリオや制作物を用意する
転職する未経験から応募できる求人も含めて探す
経験を積む実務を通じて一人で仕事を進める力を身につける
リモート勤務を目指す一部リモートやフルリモート求人へ選択肢を広げる

最初から完全フルリモートだけに絞らず、実務経験を積みながら働き方を広げていくことが重要です。

なお、IT・Web業界以外の仕事も含めて検討したい方は、「地方移住後の選択肢になりやすい12の仕事」も確認してみてください。

この記事では、私自身がIT・Web業界で長く働いてきた経験をもとに、未経験からIT・Web業界へ入り、将来的にフルリモート勤務を目指すまでの流れを解説します。

あわせて、何から学べばよいか分からない人や、独学だけでは学習を進めにくい人に向けて、生成AIとPythonを学べるオンラインスクールも紹介しています。

未経験からいきなりフルリモートを目指すのは簡単ではない

未経験からIT・Web業界を目指す人の中には、最初からフルリモートで働きたいと考えている人もいると思います。

住む場所に縛られずに働ければ、移住先の選択肢も広がります。

通勤時間を減らせるため、家族との時間や自分の時間も確保しやすくなります。

ただし、未経験者が最初から完全フルリモートの求人だけを探すと、応募できる仕事がかなり限られる可能性があります。

フルリモート勤務では、周囲に上司や同僚がいない状態でも仕事を進めなければなりません。

  • 指示された内容を正しく理解する
  • 分からないことを自分から質問する
  • 進捗や問題点をオンラインで共有する
  • 決められた期限までに成果を出す

こうした力が必要になります。

会社側としても、これまで一緒に働いた経験がない未経験者を、最初から完全在宅で育てるのは簡単ではありません。

ローカリアン
ローカリアン

フルリモートを最終目標にするのは良いと思います。
ただ、最初の転職では、通勤や一部出社も含めて実務経験を積める会社を探す方が、結果的に近道になることもあります。

まずはIT・Web業界へ入り、仕事の進め方や必要なスキルを身につける。

その後、経験を活かしてリモート勤務ができる会社へ転職する、または今の会社でリモート勤務へ移行する。

このように段階を踏む方が、未経験者にとって現実的な進み方です。

「未経験からIT・Web業界へ入ること」と「フルリモートで働くこと」は、分けて考えた方が進めやすくなります。

なお、フルリモート勤務のメリットだけでなく、孤独感や自己管理などの現実については、「フルリモートを10年以上続けて感じたリアル」で詳しく紹介しています。

未経験から目指せるIT・Web系の仕事

IT・Web業界には、プログラミングをする仕事だけでなく、制作、マーケティング、顧客対応、文章制作などさまざまな仕事があります。

仕事によって、必要なスキルや向いている人、フルリモートまでの進み方が異なります。

職種主な仕事内容未経験者が準備したいこと
ITエンジニアシステムやアプリの開発・運用プログラミングやIT基礎知識
AIエンジニア・生成AI関連職システム開発、AIを活用したサービスの開発・運用プログラミング、IT基礎、データ処理の知識
Web制作・WebデザインWebサイトの制作やデザイン制作スキルとポートフォリオ
Webマーケティング広告運用、アクセス解析、集客施策マーケティング知識と数値を見る力
ITサポート・カスタマーサポート利用者からの問い合わせ対応IT基礎知識とコミュニケーション力
WebライターWeb記事やコンテンツの作成文章力、調査力、執筆実績

未経験から目指す場合は、「在宅で働けそう」という理由だけで決めず、仕事内容と必要なスキルを確認してから職種を選ぶことが大切です。

ITエンジニア

ITエンジニアは、システムやWebサービス、アプリなどの開発・運用に関わる仕事です。

代表的な仕事には、

  • プログラマー
  • システムエンジニア
  • インフラエンジニア
  • テストエンジニア
  • 社内システム担当

などがあります。

未経験から目指す場合は、プログラミング言語だけでなく、パソコン、ネットワーク、データベースなどの基礎知識も役立ちます。

また、コードを書くことだけが仕事ではありません。

相手の要望を確認したり、設計内容を共有したり、不具合の原因を調べたりする力も必要です。

開発環境が整っている会社ではリモート勤務が行われることもありますが、未経験者は研修や教育のために出社を求められる場合もあります。

未経験からITエンジニアを目指すなら、求人の「未経験歓迎」だけでなく、研修内容・配属される仕事・入社後のサポートまで確認しましょう。

AIエンジニア・生成AI関連職

近年は、AIエンジニアや生成AIを活用したサービス開発に関わる仕事も注目されています。

AIエンジニアは、機械学習の仕組みを使って、データの分析、AIモデルの開発、精度の検証、システムへの実装などを行う専門職です。

また、既存の生成AIを利用して、業務システムやWebサービスへ組み込む仕事もあります。

具体的には、次のような業務です。

  • 生成AIを利用したWebサービスの開発
  • 社内業務を効率化するAIツールの構築
  • データの収集・加工・分析
  • AIの回答精度や安全性の検証
  • 既存システムとAIサービスの連携

ただし、AIツールを使った経験があるだけで、すぐAIエンジニアになれるわけではありません。

本格的なAI開発では、Pythonなどのプログラミング、数学・統計、データ処理、クラウドなどの知識が求められます。

未経験から目指す場合は、まずITエンジニアやデータ分析の基礎を学び、Webサービスの開発や実務経験を積んだうえで、AI分野へ専門性を広げる流れが現実的です。

生成AIを使うことと、AIの仕組みを開発・運用することは異なります。未経験者は、まずプログラミング・データ処理・システム開発の基礎を身につけましょう。

Web制作・Webデザイン

Web制作やWebデザインは、企業や店舗などのWebサイトを作る仕事です。

仕事内容には、

  • Webページのデザイン
  • HTML・CSSを使ったコーディング
  • WordPressサイトの制作・更新
  • 画像やバナーの作成
  • 公開後の修正や保守

などがあります。

未経験者の場合は、履歴書だけでなく、実際に作ったWebサイトやデザインをまとめたポートフォリオが重要になります。

独学でも制作物を作れますが、見た目だけではなく、利用者が使いやすいか、目的に合った構成になっているかも考える必要があります。

また、Web制作の仕事では、顧客や社内担当者の要望を読み取り、修正に対応する力も求められます。

ローカリアン
ローカリアン

Web制作は、一人で完成させる技術だけでなく、相手の要望を形にする力も大切です。

Webマーケティング

Webマーケティングは、インターネットを使って商品やサービスを知ってもらい、購入や問い合わせにつなげる仕事です。

代表的な業務には、

  • Web広告の運用
  • 検索エンジンからの集客
  • SNSの運用
  • アクセス解析
  • メールやコンテンツを使った集客

などがあります。

未経験者には、広告やSNSに詳しいだけでなく、数値を見て改善する力が求められます。

たとえば、広告を出した結果、どれくらい見られ、何件の問い合わせにつながったのかを確認し、改善策を考えます。

仕事の成果を数値で示しやすいため、実務経験を積むと、転職時にも自分の実績を説明しやすくなります。

一方で、結果が数字に表れるため、常に学びながら改善を続ける姿勢も必要です。

ITサポート・カスタマーサポート

ITサポートやカスタマーサポートは、サービスの利用者や社内のスタッフから寄せられる問い合わせに対応する仕事です。

電話、メール、チャットなどを使って、操作方法やトラブルの解決方法を案内します。

専門的な開発経験がなくても応募できる求人があるため、未経験からIT業界へ入る入口になることもあります。

ただし、問い合わせ内容を正しく理解し、相手に分かりやすく説明する力が必要です。

また、すぐに答えられない場合は、情報を調べたり、別の担当者へ確認したりする力も求められます。

接客、販売、営業、電話対応などの経験がある人は、これまでのコミュニケーション力を活かせる可能性があります。

オンラインで対応できる業務もありますが、会社によっては出社型のサポート業務もあるため、勤務条件を確認しましょう。

Webライター

Webライターは、Webサイトに掲載する記事やコンテンツを書く仕事です。

インターネット上で情報を調べ、読者に分かりやすい形へ整理して文章にします。

パソコンがあれば始めやすく、在宅で募集されている仕事もあります。

ただし、「文章を書くことが好き」というだけで安定して稼げる仕事ではありません。

Webライターには、

  • 正確な情報を調べる力
  • 読者の疑問を理解する力
  • 読みやすく構成する力
  • 納期を守る力
  • 修正依頼に対応する力

などが必要です。

ローカリアン
ローカリアン

私自身もWebサイトの文章制作に関わっていますが、文章だけでなく、読者の目的やサイト全体の役割まで考えることが大切だと感じています。

副業から小さな実績を作り、少しずつ仕事の幅を広げる方法もあります。

ただし、収入が安定するまで時間がかかる場合があるため、移住直後の主な収入源として考える場合は慎重な準備が必要です。

IT・Web系以外も含めて移住後の仕事を比較したい方は、「地方移住に向いている仕事12選」も参考にしてください。

未経験からフルリモートを目指す現実的な5ステップ

未経験からIT・Web業界へ入り、将来的にフルリモートで働くまでには、いくつかの段階があります。

最初から「完全在宅の仕事に就くこと」だけを目標にすると、応募できる求人が少なくなり、転職活動が進みにくくなることがあります。

そのため、次の5ステップに分けて考えるのがおすすめです。

ステップ取り組むこと
1.目指す職種を決める仕事内容や必要なスキル、実際の求人を確認する
2.基礎スキルを身につける独学やスクールで仕事に必要な基礎を学ぶ
3.作例や成果物を作る学んだ内容を実際に見せられる形にする
4.未経験可の求人へ応募する出社や一部リモートも含めて実務経験を積める会社を探す
5.実務経験を積んでリモート勤務を目指す仕事を任せられる経験と信頼を積む

それぞれ詳しく見ていきます。

1.目指す職種を決める

最初に行いたいのは、IT・Web業界の中でどの職種を目指すのかを決めることです。

「IT業界なら在宅勤務ができそう」という理由だけで学習を始めると、途中で仕事内容が自分に合わないと気付くことがあります。

IT・Web業界には、プログラミングをする仕事だけでなく、デザイン、広告運用、顧客対応、文章制作など、さまざまな仕事があります。

まずは、気になる職種について次の点を調べてみてください。

  • どのような仕事をするのか
  • どのようなスキルが必要なのか
  • 未経験から応募できる求人があるか
  • リモート勤務が行われている職種か
  • 自分のこれまでの経験を活かせるか

たとえば、営業や接客の経験がある人なら、ITサポートやカスタマーサクセスでコミュニケーション力を活かせる可能性があります。

文章を書く経験がある人なら、Webライターやコンテンツ制作が候補になります。

数字を見ながら改善することが好きな人なら、Webマーケティングも考えられます。

職種を決めるときは、憧れだけでなく、これまでの経験・得意なこと・学習を続けられそうかも含めて考えましょう。

2.基礎スキルを身につける

目指す職種を決めたら、仕事に必要な基礎スキルを身につけます。

学習方法は、大きく分けると独学とスクールの2つです。

独学なら、書籍、動画教材、オンライン学習サービスなどを使って、自分のペースで進められます。

費用を抑えやすい反面、分からない部分を自分で調べなければならず、学習内容が実際の仕事にどこまで必要なのか判断しにくいこともあります。

スクールでは、学習内容が整理されていたり、質問できる環境が用意されていたりします。

ただし、費用がかかるため、申し込む前に学習内容や転職支援の範囲を確認することが大切です。

どちらを選ぶ場合でも、教材を眺めるだけでは仕事につながりにくいです。

実際に手を動かしながら、

  • Webサイトを作る
  • プログラムを書く
  • 広告やアクセスデータを分析する
  • 記事やコンテンツを作る
  • 問い合わせへの回答例を考える

といった練習を重ねる必要があります。

ローカリアン
ローカリアン

IT・Web系の仕事では、新しいツールやサービスが次々に登場します。最初の知識だけでなく、分からないことを自分で調べる習慣も大切です。

3.作例や成果物を作る

基礎を学んだら、身につけたスキルを作例や成果物として形にします。

未経験者は、職務経歴書に書ける実務経験がありません。

そのため、採用する会社に対して、何を学び、どこまでできるのかを見せるものが必要です。

職種によって、用意するものは異なります。

職種実績として用意できるもの
ITエンジニアアプリ、Webサービス、GitHub上のコード
Web制作・デザインWebサイト、バナー、デザイン案
Webマーケティング個人サイトの分析、広告企画、改善提案
ITサポート問い合わせ対応例、IT資格、業務改善経験
Webライター執筆記事、ブログ、記事構成案

大切なのは、見た目だけを整えることではありません。

なぜその制作物を作ったのか、どのような課題を想定したのか、どこを工夫したのかまで説明できるようにしておきましょう。

たとえばWebサイトなら、

  • 誰に向けたサイトなのか
  • どのような目的で作ったのか
  • 使いやすさをどう考えたのか
  • どの部分を自分で担当したのか

まで伝えられると、学習した内容が分かりやすくなります。

完成度の高い作品を1つだけ作るより、学びながら改善した過程を説明できることも重要です。

4.未経験可の求人へ応募する

基礎スキルと制作物を用意したら、未経験から応募できる求人を探します。

この段階では、完全フルリモートだけに絞らない方が、応募できる求人を増やしやすくなります。

たとえば、

  • 入社直後は出社し、独り立ち後に一部リモート
  • 週に数日は出社するハイブリッド勤務
  • 研修期間中のみ出社が必要
  • 将来的にリモート勤務へ移行できる

といった求人も含めて探してみてください。

未経験者にとって最初の転職で大切なのは、在宅勤務の回数より、実務経験を積める仕事内容かという点です。

求人を見るときは、「未経験歓迎」という言葉だけで判断せず、次の項目も確認しましょう。

  • 入社後にどのような研修を受けるのか
  • 実際に担当する仕事内容は何か
  • 研修後の配属先は決まっているか
  • 相談できる上司や先輩がいるか
  • 将来的に身につくスキルは何か
  • リモート勤務へ移行できる可能性があるか

求人票だけでは分からない部分は、面接で質問したり、転職支援サービスを通じて確認したりすることが大切です。

最初の会社は、フルリモートかどうかだけでなく、未経験者を育てる環境と、次の転職につながる経験を得られるかで選びましょう。

求人票で確認したい条件や、リモート勤務できる会社の見分け方については、「フルリモート求人で後悔しない会社選びのポイント」でも詳しく解説しています。

5.実務経験を積んでリモート勤務を目指す

IT・Web業界へ転職できたら、実際の仕事を通じて経験を積みます。

フルリモート勤務では、単に専門的なスキルがあるだけでなく、離れた場所でも安心して仕事を任せられることが重要です。

そのため、日々の仕事では次のような力を身につけておきたいです。

  • 期限から逆算して仕事を進める力
  • 進捗を自分から共有する力
  • 分からないことを整理して質問する力
  • 問題が起きたときに早めに報告する力
  • オンラインで相手に分かりやすく伝える力
  • 一人でも集中して仕事を続ける自己管理力
ローカリアン
ローカリアン

フルリモートでは、仕事をしている姿が相手から見えません。だからこそ、進捗や問題点を自分から共有し、信頼を積み重ねることが大切です。

実務経験を積んだあとは、今の会社でリモート勤務を相談する方法があります。

今の会社で難しい場合は、経験者として一部リモートやフルリモート求人へ転職する方法もあります。

未経験の段階では応募できなかった求人でも、実務経験が加わることで応募条件を満たせる可能性があります。

ただし、在籍期間だけが評価されるわけではありません。

どのような仕事を担当し、何ができるようになり、どのような成果を出したのかを説明できるようにしておきましょう。

フルリモート勤務は、最初の転職で必ず実現するものではなく、実務経験と信頼を積み上げた先で目指す働き方として考えると現実的です。

移住を急ぐあまり、仕事の準備が不十分な状態で完全フルリモートだけを探すと、応募できる求人が限られることがあります。

まずは移住後も続けられる仕事につながるスキルと実務経験を身につけることを優先しましょう。

独学とプログラミングスクールはどちらがいい?

未経験からIT・Web業界を目指すとき、最初に「独学かスクールか」を決める必要はありません。

まずは自分が目指したい職種の求人を実際に確認し、どのようなスキルや経験が求められているのかを調べてみましょう。

たとえば、求人票を5〜10件ほど見ると、必要なプログラミング言語、使用するツール、未経験者に求められる知識などが見えてきます。

そのうえで、必要な内容を自分で学べそうなら独学、学習の順番や質問できる環境が必要ならスクールを検討すると判断しやすくなります。

学習方法向いている人注意点
独学費用を抑えながら、まず自分で試してみたい人学ぶ内容や順番を自分で判断する必要がある
スクール学習の順番や質問できる環境が必要な人費用がかかり、受講すれば転職できるわけではない

「スクールに通うこと」ではなく、「応募したい求人に必要なスキルを身につけること」が目的です。学習方法は、そのための手段として選びましょう。

費用を抑えて始めたいなら独学

できるだけ費用をかけずに始めたい人は、まず独学で基礎に触れてみる方法があります。

現在は、書籍だけでなく、動画教材やオンライン学習サービスなども利用できます。

独学の良いところは、高額な費用を支払う前に、仕事内容や学習内容が自分に合いそうか確認できることです。

たとえば、ITエンジニアを目指すなら、最初から難しいアプリを作る必要はありません。

  • プログラミングの基礎に触れる
  • 簡単なWebページを作る
  • エラーが出たときに自分で調べる
  • 小さな制作物を完成させる

といったところから始められます。

実際に手を動かしてみることで、学習を続けられそうか、仕事として興味を持てそうかが見えやすくなります。

スクールを検討している人も、申し込む前に一度独学で触れてみると、学びたい内容を整理しやすくなります。

一方で、独学は学習する範囲を自分で決めなければなりません。

分からない部分で長く止まったり、仕事ではあまり使わない知識ばかり学んだりすることもあります。

自分だけでは学習が進まない場合は、質問できる環境や学習の順番が整っているサービスを利用した方が進めやすいこともあります。

学習と転職準備をまとめて進めたいならスクール

何をどの順番で学べばいいか分からない人や、一人では勉強を続けにくい人は、プログラミングスクールを利用する方法があります。

スクールによっては、

  • 学習カリキュラム
  • 講師への質問
  • ポートフォリオ制作
  • 履歴書や職務経歴書の添削
  • 求人紹介や面接対策

などをまとめて受けられる場合があります。

特に働きながら学ぶ場合は、学習する内容と順番が決まっていることで、時間を使いやすくなることもあります。

ローカリアン
ローカリアン

ただし、スクールによって学べる内容やサポートの範囲はかなり違います。料金だけでなく、目指す職種とカリキュラムが合っているかを確認したいところです。

移住も考えている場合は、通学型よりオンラインで受講できるか、現在の仕事を続けながら学べるかも確認しておきましょう。

また、転職支援が付いていても、希望地域や年齢、職歴によって紹介される求人が異なることがあります。

無料相談を受ける場合は、次の点を聞いておくと判断しやすくなります。

  • 未経験からどの職種を目指せるのか
  • 受講期間と1週間の学習時間
  • 追加料金が発生するか
  • 転職支援の対象条件
  • 紹介される求人の勤務地や働き方
  • 途中で合わないと感じた場合の対応

プログラミングスクールは、学習時間を短縮するための手段にはなりますが、受講するだけでスキルや仕事が自動的に手に入るわけではありません。

生成AIを使うだけでなく、PythonやWebアプリ開発まで体系的に学びたい人は、「EBAエデュケーションのAIコース」も選択肢です。
受講内容や必要な学習時間、サポート範囲は無料相談で確認できます。

スクールを選ぶ場合も、すべての人に同じ講座が合うわけではありません。

Webデザインを目指す人と、PythonやAI開発を学びたい人では、必要なカリキュラムが異なります。

スクールへ通えば必ずフルリモートになれるわけではない

スクールの広告を見ると、短期間で転職できたり、自由な場所で働けたりする印象を持つことがあります。

しかし、スクールを修了したことと、実際の会社で仕事を任せられることは同じではありません。

企業が採用するときは、学習歴だけでなく、

  • どの程度スキルが身についているか
  • 自分で考えて学習を続けられるか
  • 制作物について説明できるか
  • 周囲と協力して働けるか
  • 入社後に成長できそうか

なども確認します。

さらに、未経験者を最初からフルリモートで育てる会社は、出社型の会社より限られる可能性があります。

そのため、スクールを利用する場合も、最初の転職では出社やハイブリッド勤務を含めて探した方が、実務経験を積める機会を増やしやすくなります。

「スクールを卒業すれば、すぐ地方へ移住して完全フルリモートで働ける」と考えるのは避けた方が安全です。

最終的にフルリモートを目指すとしても、最初はIT・Web業界へ入り、現場で通用する経験を身につけることを優先しましょう。

未経験IT求人は仕事内容・研修・配属先まで確認する

基礎スキルを身につけたら、実際に未経験から応募できる求人を探します。

このとき注意したいのが、「未経験歓迎」「研修あり」と書かれているだけで応募先を決めないことです。

同じ「IT未経験歓迎」の求人でも、入社後に担当する仕事や研修内容、配属先は会社によって異なります。

求人を見るときは、少なくとも次の点を確認しましょう。

  • 入社後に担当する具体的な仕事内容
  • 研修で何を学ぶのか、研修期間はどれくらいか
  • 研修後の配属先や業務内容が明確か
  • IT・Web系の実務経験を本当に積めるのか
  • 給与や雇用形態が研修中と配属後で変わらないか
  • 勤務地や客先常駐の有無
  • リモート勤務が可能になる条件

特に将来的に地方移住やリモート勤務を考えている場合は、「リモート可」という表記だけでなく、いつから・どの程度の頻度で・どこから働けるのかまで確認する必要があります。

「未経験歓迎」という言葉よりも、入社後にどのような仕事を経験し、何ができるようになるのかを重視して求人を選びましょう。

求人票だけでは分からない場合は、面接で質問するほか、未経験者向けの転職支援サービスを利用して、研修内容や配属先について確認する方法もあります。

ただし、紹介された求人をそのまま受け入れる必要はありません。転職支援サービスを利用する場合も、仕事内容や身につくスキルを自分で確認することが大切です。

「未経験歓迎」の求人で具体的に何を確認すればいいかは、「未経験IT求人の見分け方|地方移住前に確認したい危ない求人と選び方」で詳しく解説しています。

移住と未経験転職を同時に進めるときの注意点

移住と未経験転職は、どちらも生活を大きく変える出来事です。

新しい地域への引っ越しと、初めての仕事への転職を同じ時期に進めると、収入、学習、住まい、仕事に慣れる負担が重なることがあります。

できるだけ一度にすべてを変えず、仕事の準備と収入の見通しを作ってから移住すると進めやすくなります。

今の収入を維持しながら準備する

未経験からIT・Web業界を目指す場合は、学習を始めてすぐに転職できるとは限りません。

基礎学習、作例や成果物の準備、求人探し、応募、面接まで進めるには一定の時間がかかります。

可能であれば、現在の仕事を続けながら学習と転職活動を進める方が、収入が途切れるリスクを抑えやすくなります。

仕事を辞めて学習へ集中する場合は、少なくとも次の費用を事前に計算しておきましょう。

  • 学習期間中の生活費
  • 教材やスクールの費用
  • 転職活動が長引いた場合の生活費
  • 移住する場合の引っ越し費用
  • 移住後に必要になる住居費や車などの費用

移住費用だけでなく、転職活動が予定より長引いた場合でも生活できる資金を考えておきましょう。

最初から完全フルリモートだけに絞らない

移住を考えていると、全国どこからでも働ける完全フルリモート求人を探したくなります。

しかし、未経験者の場合は、完全在宅に絞ることで応募できる求人が大きく減る可能性があります。

最初は、移住前の居住地から通える会社や、移住後の地域で通勤できる会社も含めて検討した方が、実務経験を得やすくなります。

また、次のような働き方も確認してみてください。

  • 週に数日のリモート勤務
  • 研修期間だけ出社
  • 独り立ち後に在宅勤務へ移行
  • 月に数回だけ出社

現在の条件だけでなく、経験を積んだあとに働き方を変えられるかも確認すると、選択肢を広げやすくなります。

移住日を先に固定しすぎない

「○月までに地方へ移住する」と先に日程を固定すると、それまでに転職先を決めなければならないという焦りが生まれることがあります。

未経験転職では、学習の進み方や応募できる求人、選考期間によって予定が変わることもあります。

そのため、最初は「半年後くらい」「年内」など幅を持たせ、仕事と収入の見通しが立ってから具体的な引っ越し日を決める方法も考えましょう。

特に、現在の仕事を続けながら準備できる場合は、転職と移住を無理に同じタイミングで実現する必要はありません。

「IT・Web転職」「フルリモート」「地方移住」を一度に実現しようとせず、まず仕事の選択肢を作り、そのあと住む場所を変えるという順番でも構いません。

移住を伴う転職活動をいつから始めるかは、「地方移住の転職活動はいつから始める?Uターン・Iターンで失敗しにくい時期」でも詳しく解説しています。

まとめ|未経験なら、まずIT・Web業界で経験を積むことから始めよう

未経験からIT・Web業界を目指す場合、最初から地方移住とフルリモート転職を同時に実現する必要はありません。

まずは興味のある職種の求人を確認し、必要なスキルを知ることから始めましょう。

そのうえで、独学やスクールで基礎を学び、作例や成果物を用意し、未経験から実務経験を積める会社を探します。

最初の転職で大切なのは「フルリモートかどうか」よりも、次の働き方につながる経験を積めるかどうかです。

実務経験を積めば、今の会社でリモート勤務を相談したり、経験者としてリモート求人へ転職したりと、働く場所の選択肢を広げやすくなります。

移住を考えている場合も、先に仕事の選択肢を作っておけば、「この地域へ移住しなければならない」「この時期までに転職しなければならない」と焦らずに進められます。

未経験IT求人を探す段階になったら、「未経験IT求人の見分け方|地方移住前に確認したい危ない求人と選び方」で、仕事内容・研修・配属先などの確認ポイントもチェックしてください。

移住を急ぐのではなく、移住後も続けられる仕事につながるスキルと経験を少しずつ作っていきましょう。

タイトルとURLをコピーしました