引きこもりや無職の状態から仕事を始めたいと思っても、
- 毎日会社へ通える自信がない
- 職歴のブランクが気になる
- 人と接することに不安がある
- 自宅でできる仕事の探し方が分からない
- パソコンを使った仕事の経験がない
と悩む人もいると思います。
在宅ワークには、エンジニアだけでなく、オンライン事務、カスタマーサポート、Webライターなど、プログラミングを使わない仕事もあります。
ただし、在宅ワークなら簡単に働けるわけでも、人と一切関わらずに済むわけでもありません。

私も30歳前後に無職となり、実家にこもって過ごした時期があります。メンタルクリニックにも通っていました。
その後、自宅でできる仕事から少しずつ働き始めました。
| 疑問 | この記事の結論 |
|---|---|
| 引きこもりから在宅ワークはできる? | 可能。ただし、最初から完全在宅の正社員だけに絞ると選択肢が少なくなる |
| プログラミングは必要? | 事務、サポート、ライティングなど、プログラミングを使わない仕事もある |
| 人と話さずに働ける? | 在宅でも報告、相談、会議など、仕事に必要なやり取りはある |
| スクールへ通うべき? | すべての仕事で必要ではない。先に目指す仕事と求人条件を確認する |
| ブランクがあっても応募できる? | 未経験・ブランク可の求人はあるが、働ける時間や基本的なパソコン操作などを整理する必要がある |
| 最初から正社員を目指すべき? | アルバイト、契約社員、アシスタント業務などから始める方法もある |
この記事では、私が無職の状態から在宅ワークを始めた流れを紹介しながら、ブランクがある人が仕事を探す手順、必要な準備、求人選びの注意点を解説します。
在宅でできる仕事の種類、必要な学習、求人の探し方をまとめて確認したい方は、「在宅ワークにはどんな仕事がある?未経験から目指せる職種・学び方・求人サイト」も参考にしてください。
私が無職・引きこもりから在宅ワークを始めた流れ
私が在宅ワークを始めてから現在までの流れを簡単にまとめると、次のとおりです。
| 時期 | 状況 |
|---|---|
| 20代後半 | 塾講師として働くが、心身の調子を崩して退職 |
| 30歳前後 | 約1年近く、無職の状態で実家にこもって過ごす |
| 2016年頃 | Web業界未経験の状態で、知人の紹介によりWeb系企業の在宅アルバイトを始める |
| 仕事開始時 | 週3日ほど、自宅からできる業務を担当 |
| 2019年(33歳) | 少しずつ業務の範囲が広がり、正社員になる |
| 2022年(36歳) | 仕事を続けたまま、大阪から宮崎へ移住 |
| 現在 | フルリモート勤務を継続 |
在宅ワークを始める前、私は塾講師として働いていました。
授業だけでなく、事務作業や保護者対応などもあり、生活のリズムは次第に崩れていきました。心身の調子を崩し、仕事を辞めた後は、実家で過ごすようになりました。
無職の頃は、どのような仕事が自分に合うのか、自分にも続けられる仕事が見つかるのかと、不安でいっぱいでした。
当時は、周囲の人が普通に働いていること自体が、自分とは別の世界の話のように感じることもありました。
求人サイトを開いても、
- 毎日出社
- 明るく元気な人を歓迎
- コミュニケーション能力が必要
- 即戦力を求める
- 長時間勤務や残業がある
といった条件を見るだけで、「今の自分には難しい」と感じていました。
幸運にも、知人が声をかけてくれたことをきっかけに、在宅アルバイトを始めることができました。
このときはまだ体調も不安定だったため、正直なところ、週3日の勤務でも最初のうちはしんどかったのを覚えています。
それでも、私の状態に合わせて働かせてもらえたことで、少しずつ仕事のある生活に戻ることができました。

Web業界はまったくの未経験で、パソコン操作も得意ではありませんでした。
ただ、最初に担当した業務は高度な専門知識を必要とするものではなく、分からないことを教えてもらいながら、少しずつ慣れていくことができました。
引きこもりやブランクから在宅ワークを始める5つの手順
引きこもりやブランクのある状態から在宅ワークを始める場合は、次の5つの順番で考えてみましょう。
- 1.現在働ける時間を確認する:今の生活で無理なく続けられる時間を考える
- 2.在宅でできる仕事の種類を知る:非エンジニア職も含めて選択肢を確認する
- 3.基本的なパソコン操作を覚える:仕事で使う基本操作から身につける
- 4.学習を始める前に求人を見る:必要な経験や勤務条件を先に確認する
- 5.小さな仕事から応募する:短時間勤務やアシスタント業務も検討する
この5つのステップは、あくまでも在宅ワークを始める流れの一例です。
これまでの経験、体調、生活状況、働ける時間、目指す仕事によって、最適な進め方は変わります。
たとえば、すでに事務や営業などの経験がある人は、学習より先に求人へ応募できる場合もあります。
一方、Webデザインやエンジニアなど専門的な仕事を目指す場合は、先に学習や制作実績づくりが必要になることもあります。
自分の現在の状況に合わせて、無理のない順番で進めてください。
1.現在働ける時間を確認する
最初に考えたいのは、どの仕事が稼げるかではなく、現在の自分がどれくらい働けるかです。
たとえば、次の項目を整理します。
- 朝は何時頃に起きられるか
- 1日何時間なら集中できるか
- 週に何日働けそうか
- 電話対応ができるか
- オンライン会議へ参加できるか
- 決まった時間に連絡を返せるか
- 自宅に静かな作業場所があるか
生活リズムが大きく崩れている場合は、いきなり仕事へ応募する前に、起床時間やパソコンへ向かう時間を整える方法もあります。

働いていない期間が長いと、自分が何時間集中できるのかも分からなくなります。
最初から週5日勤務を前提にせず、今の状態で無理なく続けられる時間を考えた方がよいと思います。
2.在宅でできる仕事の種類を知る
在宅ワークは、プログラマーやWebデザイナーだけではありません。
非エンジニア向けにも、次のような仕事があります。
- データ入力
- オンライン事務
- カスタマーサポート
- 採用アシスタント
- オンライン営業
- Webライター
- SNS運用
- 商品登録
- ブログやWebサイトの入稿
- 簡単な画像制作
専門的な学習が必要な仕事には、次のようなものがあります。
- Webデザイン
- 動画編集
- Webマーケティング
- Webエンジニア
- AIアプリ開発
プログラミングに興味がない人が、無理にエンジニアを目指す必要はありません。
これまでの経験や、続けられそうな作業から仕事を選びましょう。
3.基本的なパソコン操作を覚える
在宅ワークでは、仕事内容にかかわらず、基本的なパソコン操作が必要です。
最低限、次の操作は確認しておきましょう。
- キーボードで文字を入力する
- メールを送受信する
- ファイルを保存する
- フォルダを整理する
- 文書を作成する
- 表へ文字や数字を入力する
- オンライン会議へ参加する
- チャットで連絡する
- パスワードを管理する
最初から高度な資格を取る必要はありません。
求人票に書かれている使用ツールを確認し、必要なものから覚えていきます。
4.学習を始める前に求人を見る
在宅ワークを始めたい人が、最初にスクール探しから入る必要はありません。
先に実際の求人を確認すると、次のことが分かります。
- 未経験でも応募できるか
- どのような経験が必要か
- 何のソフトを使用するか
- 研修があるか
- 出社が必要か
- 勤務時間が決まっているか
- 電話対応があるか
- パソコンが貸与されるか
求人を見ずに学習すると、仕事で使わない技術を長期間学んでしまう可能性があります。
先に求人を確認し、応募したい仕事で求められているスキルから学びましょう。
スクールは目的ではなく、仕事に必要な知識を身につけるための手段です。
5.小さな仕事から応募する
最初から、次の条件をすべて満たす仕事だけを探すと、応募先がほとんど見つからない可能性があります。
- 未経験歓迎
- 完全在宅
- 正社員
- 高収入
- 残業なし
- 好きな時間に働ける
- 人と話さなくてよい
最初は、次のような仕事も選択肢になります。
- 週2〜3日のアルバイト
- 短時間勤務
- アシスタント業務
- 契約社員
- 一部出社を含む仕事
- 小さな業務委託案件
- 研修のある仕事
経験を積んだ後に、完全在宅や正社員を目指す方法もあります。
在宅ワークの探し方
在宅ワークを探す場所は、希望する契約によって異なります。
| 探し方 | 主な働き方 | 特徴 |
|---|---|---|
| 一般的な求人サイト | 正社員・契約社員・アルバイト | 幅広い職種から探せる |
| リモート求人サイト | 正社員・業務委託 | 在宅勤務の条件から探しやすい |
| 派遣会社 | 派遣社員 | 事務やサポート職を探せる場合がある |
| クラウドソーシング | 副業・業務委託 | 小さな案件もあるが報酬や条件の確認が必要 |
| 転職エージェント | 正社員 | 経歴に合う求人を相談できる |
| 知人や以前の勤務先 | 雇用・業務委託 | 仕事内容や人柄を理解したうえで声をかけてもらえる場合がある |
| 就労に関する相談窓口 | 就職支援 | 現在の状態に合わせて相談できる場合がある |
具体的な求人サイトやクラウドソーシングを比較したい方は、「在宅ワークにはどんな仕事がある?未経験から目指せる職種・学び方・求人サイト」で、働き方別に紹介しています。
求人サイトで「完全在宅」「在宅勤務」「未経験」「アシスタント」などの言葉を組み合わせて探す方法があります。
ただし、求人タイトルだけで判断せず、出社条件や仕事内容を確認してください。
「在宅勤務可能」と書かれていても、入社直後や研修中は出社が必要な場合があります。
フルリモート求人の確認ポイントは、「フルリモート求人の選び方|10年働いて分かった後悔しない会社選びのポイント」で解説しています。
在宅ワークでも人とのやり取りは必要
在宅ワークは、人と関わらずに一人で完結する仕事だと思われることがあります。
しかし、実際には次のようなやり取りがあります。
- 始業や終業の連絡
- 仕事の進捗報告
- 分からないことの相談
- オンライン会議
- 顧客からの問い合わせ
- 修正内容の確認
- 納期の相談
- トラブルの報告
対面で働いていれば、困っている様子に周囲が気づいてくれることがあります。
一方、在宅勤務では、自分から伝えなければ、相手には状況が分からないこともあります。

私の職場では、チャットや電話、Google Meetを使って、相談や報告、打ち合わせをしています。
私個人の感覚では、職場にいることで感じるさまざまな疲れやストレスが減る分、在宅ワークのほうが気楽に働けると感じています。
その一方で、複雑な業務に取り組むときやトラブルが起きたときには、「目の前でやり取りできたら、もっと円滑に仕事を進められるのに」と感じる場面もあります。
引きこもりの人を狙った危険な仕事や勧誘に注意
自宅で働きたい人の中には、対面での就職活動や面接に不安を感じている人もいます。
その不安につけ込み、高額な教材や契約を勧めるケースには注意が必要です。
特に、次のような説明は慎重に確認しましょう。
- スマートフォンだけで誰でも稼げる
- 1日数分で高収入になる
- AIへ入力するだけで自動的に稼げる
- 仕事を始めるために高額な教材が必要
- 借り入れをしてもすぐに回収できる
- 契約すれば仕事を必ず紹介する
- 応募後すぐに外部の連絡アプリへ誘導する
- 仕事内容より先にスクールやコミュニティを勧める
本来、仕事は成果や労働に対して報酬を受け取るものです。
仕事を得るために、先に高額なお金を払う必要がある場合は、契約内容をよく確認してください。
生成AIを利用した副業の注意点は、「AI副業は怪しい?稼げないと言われる理由と危険な案件の見分け方」で詳しく解説しています。
在宅ワークを始めても、すぐに人生が変わるわけではない
私の場合、在宅ワークを始めたことで、翌日から自信が戻り、生活がすべて整ったわけではありません。
自宅で働き始めた後も、仕事以外ではほとんど外へ出ない時期が長く続きました。
働いているとはいえ、生活のすべてが順調だったわけではありません。
それでも、
- 決まった時間に起きる
- パソコンを開く
- 頼まれた仕事を進める
- 分からないことを聞く
- 仕事を終えて報告する
- 翌週も同じ仕事を続ける
ということを繰り返すうちに、生活の土台が少しずつできていきました。
働くことだけが人生を整える方法ではありません。
ただ、私の場合は、自宅からできる仕事を続けたことが、その後の生活を考えられるようになるきっかけでした。

在宅ワークを始めた瞬間に人生が変わったというより、仕事を続けるうちに、少しずつ選べることが増えていった感覚です。
正社員になり、収入が安定し、サーフィンを始め、後から宮崎移住という選択肢が生まれました。
まず「働き方を作る」と、「住む場所」も選びやすくなる
地方移住をしたいと思っても、仕事がなければ生活を続けられません。
一方で、現在すぐに移住する予定がない人にとっても、在宅ワークは役立つ可能性があります。
通勤時間が減れば、
- 体を休める時間
- 家族と過ごす時間
- 学習する時間
- 趣味を楽しむ時間
- 生活を整える時間
を確保しやすくなるからです。
今いる場所で在宅勤務を続けることも、一部リモートの仕事へ変えることも、将来地方へ移住することも選択肢です。
人生を変えたいと思っても、最初から大きな決断をする必要はありません。
まず自分が続けられる働き方を作り、少しずつ選択肢を増やしていく方法もあります。
自宅で続けられる仕事や働き方ができれば、その後に今の場所で暮らし続けることも、別の地域へ移ることも選びやすくなります。
まとめ|最初から理想のフルリモートを目指さなくてもよい
私は30歳を目前に仕事を辞め、約1年間、無職の状態で実家にこもって過ごしました。
その後、知人の紹介をきっかけに、週3日ほどの在宅アルバイトからWeb系の仕事を始めました。
最初から正社員だったわけでも、高度な専門知識があったわけでもありません。
仕事を教えてもらいながら続け、少しずつ業務と働く時間を増やした結果、正社員になり、後にフルリモート勤務のまま宮崎へ移住しました。
最後に、この記事のポイントをまとめます。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 最初からフルタイムを求めない | 週数日や短時間勤務から始める方法もある |
| エンジニアだけに絞らない | 事務、サポート、ライティングなど非エンジニアの在宅職もある |
| 先に求人を見る | 実際に必要とされているスキルや勤務条件を確認する |
| 基本操作から覚える | 文字入力、メール、表計算、チャット、オンライン会議などを身につける |
| 人との連絡は必要 | 在宅でも報告、相談、会議、納期管理はなくならない |
| 小さな仕事から経験を作る | アルバイト、アシスタント、一部出社も含めて考える |
| 高額な勧誘に注意する | 簡単な高収入や収入保証をうたう契約を慎重に確認する |
引きこもりや無職の状態から、いきなり理想の仕事を見つける必要はありません。
現在の自分が続けられそうな時間や仕事内容を整理し、小さな仕事から始める方法もあります。
私にとって在宅ワークは、ただ自宅で働く方法ではありませんでした。
仕事を続けることで生活の土台ができ、その後、住む場所や生き方を考えられるようになった一つのきっかけです。
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